・殺しの時間 ページ16
後ろを向き私達に背中を向けているイリーナ先生の肩を前原がちょんちょんと叩く｡イリーナ先生が振り返ると､私とカルマ､渚くん以外の皆が生暖かい目で先生を見､殺せんせーは後頭部に「カップル成立!!」という文字を出している
一旦ホテルに戻り､イリーナ先生の話を聞く事になった
「意外だよな〜あんだけ男を自由自在に操れんのに」
「自分の恋愛にはてんで奥手なのね」
「仕方ないじゃないのよ!!あいつの堅物ぶりったら
イリーナ先生が逆ギレするように話し出した
「私にだってプライドあるわ｡男をオトす技術だって千を超える
ムキになって本気にさせようとしてる間に…そのうちこっちが」
頬を赤らめながら言う先生｡なんだか恋する人の顔って感じでなんだか可愛い
イリーナ先生は不器用な人だ｡積み上げた経験が逆に邪魔で気持ちに素直になれないみたい
そんな先生の姿に皆は2人のためにセッティングしようと協力体制に入る
「作戦決行は夕食の時間だ!!」
本人をおいて盛り上がる皆｡楽しそうで何よりだ
まずはイリーナ先生の服を変えようという話が始まった
「まずさぁビッチ先生､服の系統が悪いんだよ」
「そーそー露出しときゃいーや的な
烏間先生みたいなお堅い日本人の好みじやないよ｡もっと清潔な感じで攻めないと」
E組で清潔といえば神崎さんという事で昨日着ていた服をイリーナ先生に貸し､実際に着てみることに
「ほら､服ひとつで清潔に…」
((((なんか逆にエ□い!!))))
『そもそもサイズ合わないじゃん』
「もーいーやエ□いのは仕方ない!!大切なのは乳よりも人間同士の相性よ!!」
岡野さんがそう言う隣で茅野ちゃんが首が取れるような勢いで縦に振っていた
「烏間先生の女性の好みを知ってる人は?」
殺せんせーが皆に聞いたとき､TVでCMが流れた｡矢田さんがあ!と声をあげてそれを指さしながら言う
「そういえばさっき!!TVのCMであの女の事ベタ褒めしてた!!"俺の理想のタイプ"だって!!」
全員が振り返りそのCMを見る｡そのCMはホームセキュリティの会社で､女の人はオリンピックで何度も金メダルを取っている人を起用していた
「彼女は…いいぞ｡顔つきも体つきも理想的だ｡おまけに3人もいる」
((((理想の戦力じゃねーか!!))))
「いや…強い女が好きって線もあり得るけど」
『ならなおさらイリーナ先生から遠ざかるねw』
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ヒビヤ(プロフ) - みこさん» コメントありがとうございます!!少しづつですが頑張って更新していきます!これからも応援よろしくお願いします!! (2022年9月26日 20時) (
レス) id: e1dfed361c (このIDを非表示/違反報告)
みこ - めっちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました！！更新頑張ってください！ (2022年8月26日 3時) (レス) id: d95e95d542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年8月7日 16時
