【暗殺教室】彼女の瞳に映る世界 part2 【赤羽業】 (ページ41)

今日:55 hit、昨日:41 hit、合計:31,090 hit

・ページ41

「先生の抜け殻で包んだからダメージは無いはずです｡ですが君の足はリングの外に着いている
先生の勝ちですねぇ｡ルールに照らせば君は死刑､もう二度と先生を殺せませんねぇ」

殺せんせーはいつもの相手をナメた顔をして言った

「生き返りたいのならこのクラスで皆と一緒に学びなさい｡性能計算ではそう簡単に計れないもの､それは経験です
君より少しだけ長く生き…少しだけ知識が多い｡先生が先生になったのはね､経験(それ)を君達に伝えたいからです

この教室で先生の経験を盗まなければ…君は私に勝てませんよ」

「(…まずいな｡イトナは大の勉強嫌いだ｡勉強嫌いの子供に対して説教すれば…校内暴走(ジェノサイド)が吹き荒れるぞ)」

「勝てない…俺が､弱い…?」

『ねぇなんかイトナ君様子ヤバくない…?』

私は少し怖くなりカルマのカーディガンの裾を軽く引っ張った

「…確かにあれはちょっとヤバいかもね…」

カルマは私を守るように引き寄せた

「てかAあんな事できんだね｡俺知らなかった」

『ナイフの事?』

「そ｡いつ考えた訳?」

『試合を見てる時､殺せんせーが時々私を見てたの｡何か伝えるみたいに｡最初は分かんなくて色々考えたけど､何度目かの時にナイフを持ってたら殺せんせーが頷いたの｡まるでそうだって言ってるみたいに』

「へ〜それでやったってわけか｡天才すぎね?」

『そう?まぁ成功したから言うけどそんなに難しくはなかったかなぁ｡たぶんカルマもできるよ』

「簡単に言うなって｡あんなん普通無理だから」

苦戦の時間～fin～

next→絆の時間