【暗殺教室】彼女の瞳に映る世界 part2 【赤羽業】 (ページ39)

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・苦戦の時間ページ39

イトナ君は殺せんせーに猛攻撃した

皆殺せんせーが殺られたかのように見えるが､殺せんせーは脱皮をしたようでギリギリ攻撃から逃れた

月に一度の奥の手…!!こんなにも早く使わせるなんて…!!

「でもね殺せんせー､その脱皮にも弱点があるのを知っているよ｡その脱皮は見た目よりもエネルギーを消耗する｡よって直後は自慢のスピードも低下するのさ
常人から見ればメチャ速い事に変わりはないが触手同士の戦いでは影響はデカいよ」

殺せんせーの弱点⑯

脱皮直後

「加えて､大人の最初の奇襲で腕を失い再生したね､再生(それ)も結構体力を使うんだよ
二重に落とした身体的パフォーマンス､私の計算ではこの時点でほぼ互角だ」

殺せんせーの弱点⑰

再生直後

「また､触手の扱いは精神状態に大きく左右される｡予想外の触手によるダメージで動揺｡気持ちを立て直すヒマも無い狭いリング
今現在どちらが優勢か､生徒諸君にも一目瞭然だろうねー」

シロの言葉に私は自分のナイフを取り出しグッと強く握った｡それは悔しさか､怒りなのかわからなかった

その余裕の無い中､殺せんせーはまた私を見ていた

先生は私がナイフを持っている事に気づき頷いた

…ナイフ…?これを使うって事?でもこれは触手にしか…ん?まてよ触手(・・)?まさか…!!

ハッと殺せんせーの方を向くと､殺せんせーはもう一度頷いた

その間にも攻撃は続き､シロはまたあの光を殺せんせーに向けていた

「さらには献身的な保護者のサポート」

殺せんせーの弱点⑱

特殊な光線を浴びると硬直する

殺せんせーが止まり､すかさずイトナ君が攻撃し､殺せんせーの脚が2本斬られた

「「「「…!!」」」」

「フッフッフこれで脚も再生しなくてはならないね｡なお一層体力が落ちて殺りやすくなる」

シロは楽しそうに､面白そうに笑って言った

「…安心した｡兄さん､俺はおまえより強い」

殺せんせーが追いつめられている!!

あと少し…殺せば地球を救えるんだ!!

…なのに､私は凄く悔しい｡後出しジャンケンのように次々出てきた殺せんせーの弱点｡本当なら私達が見つけたかった

E組(私達)が殺したかった…私だけでなく､皆同じ考えだろう｡悔しそうに下を向いていた

「脚の再生も終わったようだね｡さ…次のラッシュに耐えられるかな?」