【暗殺教室】彼女の瞳に映る世界 part2 【赤羽業】 (ページ37)

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・まさかの時間ページ37

殺せんせーとイトナ君が兄弟…!?

教室中が混乱する中イトナ君は続ける

「兄弟同士小細工は要らない｡兄さん､おまえを殺して俺の強さを証明する
時は放課後､この教室で勝負だ｡今日があんやの最後の授業だ｡こいつらにお別れでも言っておけ」

イトナ君はそう言って教室を出ていった

彼が出ていったあとの教室は殺せんせーへの質問の嵐だ

「ちょっと先生兄弟ってどういう事!?」

「そもそも人とタコで全然違うじゃん!!」

「いっ…いやいやいや!!まったく心当たりありません!先生生まれも育ちもひとりっ子ですから!!
両親に「弟が欲しい」ってねだったら…家庭内が気まづくなりました!!」

((((そもそも親とかいるのか!?;))))

それからも教室中で色々な考えが飛び交う中､カルマが話しかけてきた

「Aはどう思う?兄弟説について」

『うーん…引っかかる事はあるけど…
律が言ってた"調整が時間がかかった"ってやつとシロが保護者といってわざわざ今日1日いる事とか』

「雨をどうやって防いだのかもわかんないままだしねぇ」

『うん｡調整をわざわざやる必要があるってことは最近力を得て制御が出来ないからって事が濃厚かな｡シロはそもそも怪しいし…』

「それも全部放課後に分かるってことか」

『…そうなるね』

そして時は放課後｡彼等は机のリングをつくった｡まるで試合のような暗殺だ

「ただの暗殺は飽きてるでしょ殺せんせー｡ここはひとつルールを決めないかい
リングの外に足が着いたらその場で死刑!!どうかな?」

「…なんだそりゃ｡負けたって誰が守るんだよそんなルール」

杉野の言葉に隣のカルマが返した

「…いや､皆の前で決めたルールは…破れば先生として(・・・・・)の信用が落ちる｡殺せんせーに意外と効くんだあの手の縛り」

『そう｡しかもそのルールで勝てると思うほどの実力があるって事だね』

「…いいでしょう､受けましょう｡ただしイトナ君､観客に危害を与えた場合も負けですよ」

殺せんせーの問に頷くだけで答えたイトナ君

教室が緊迫した空気の中シロの合図で戦いが始まった

「暗殺……開始!!」

その瞬間､私達はただ一ヶ所に釘付けになった｡それは一瞬で斬り落とされた殺せんせーの腕にではなく…

彼の頭皮から生えている触手にだ

…そういう事ね｡そりゃ雨の中手ぶらでも濡れない訳だ｡触手で全部弾けばいいわけだし

その時､背筋が凍るような気配がした