【暗殺教室】彼女の瞳に映る世界 part2 【赤羽業】 (ページ36)

今日:56 hit、昨日:41 hit、合計:31,091 hit

・ページ36

シロが合図を出すとイトナと呼ばれる転校生が入ってきた

壁を突き破って

((((ドアから入れ!!!!))))

「俺は…勝った｡この教室のカベよりも強い事が証明された｡それだけでいい…それだけでいい…」

((((なんかまた面倒臭いのが来やがった!!))))

「(殺せんせーもリアクションに困ってる!!笑顔でもなく真顔でもなく…何だその中途半端な顔は!!)」

皆が戸惑う中シロは普通に話し出した

「堀部イトナだ｡名前で呼んであげて下さい｡ああそれと､私も少々過保護でね｡しばらくの間彼の事を見守らせてもらいますよ」

…彼が少し特殊なのはわかった｡だけど少し気になる事がある

チラリと隣の席のカルマを見れば彼も同じ事を感じたみたいで頷いていた

『ねぇイトナ君､ちょっと気になる事があるんだけど…』

「今外から手ぶらで入って来たよね｡外どしゃ降りの雨なのに…なんでイトナ君一滴たりとも濡れてないの?」

イトナ君は私達の質問にきょろきょろと周りを見て席を立った

「………おまえ達2人はたぶんこのクラスで一番強い｡だけど安心しろ｡俺より弱いから…俺はおまえ達を殺さない」

それだけ言ってイトナ君は私達二人の頭をくしゃくしゃと撫で､殺せんせーの方へ歩いて行く

「俺が殺したいと思うのは俺より強いかもしれない奴だけ｡この教室では殺せんせーあんただけだ」

「強い弱いとはケンカの事ですかイトナ君?力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ」

ようかんを食べ余裕そうに言う殺せんせーにイトナ君は立てるさといいようかんを取り出し衝撃の一言を放つ

「だって俺達血を分けた兄弟なんだから」

「「「「き､きききき兄弟ィ!?」」」」

「負けた方が死亡な､兄さん」

その言葉には殺せんせーすらも驚いていた

兄弟なのに殺せんせーは知らないの…?

殺せんせーの謎がまたひとつ増えた

…これはまたひと波乱ありそうだね

転校生の時間・二時間目～fin～

next→まさかの時間