・師匠の時間 ページ31
次の日の体育私達は中々集中出来ずにいた
《イリーナ先生が師匠に認めてもらうための2人の勝負､烏間先生にもご協力頂きましょう》
『先生あれ…』
「気にするな｡続けてくれ」
「(狙ってる)」
「(狙ってるぞ)」
((((なんか狙ってるぞ))))
「ルールは簡単｡イリーナ先生とロヴロ氏のうち烏間先生を先に殺した方が勝ち!
イリーナ先生が勝ったら…彼女が
「おい待て!!何で俺が犠牲者にされるんだ」
「烏間先生なら公平な
第一私じゃだ〜〜〜れも殺せないじゃないですか」
「使用するのは人間には無害な対先生用ナイフ｡期限は明日1日!どちらかが先に
「…なるほど｡要するに模擬暗殺か｡いいだろう､余興としては面白そうだ」
「…チッ勝手にしろ!!」
「フッフフ殺せんせーなかなか出来るなあの男」
「それはもう｡この私の監視役に選ばれる位ですから」
「あいつに刃を当てる事などおまえには無理だイリーナ｡おまえに暗殺の全てを教えたのはこの俺だ
おまえに可能な事､不可能な事､俺が全て知っている
この暗殺ごっこでおまえにそれを思い知らせ､この仕事からおとなしく降りてもらう」
「そして誰も殺れない殺せんせーよ｡おまえを殺すに適した刺客､もう一度選び直してやるさ」
「………私をかばったつもり?どうせ
「………というわけだ｡迷惑な話だが君等の授業に影響は与えない｡普段通り過ごしてくれ」
私が帰った後にそんなことになってたなんて…
「今日の体育はこれまで､解散!!」
「「「「ありがとーございましたー!!」」」」
『烏間先生!!』
「赤葦さん」
授業が終わり私は烏間先生に駆け寄った
『まさかこんな事になるとは…すいません､私が昨日その場にいればなにか他の方法があったかもしれないのに…』
「いい､こんな事に君が巻き込まれる事は無い｡気にするな」
烏間先生は私の頭をポンッと撫でた
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年6月19日 22時
