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「…!!」
『イリーナ先生を斡旋した人…?この人も殺し屋って事?』
「…ああ､"殺し屋屋 ロヴロ"
腕利きの暗殺者として知られていたが現在は引退｡後進の暗殺者を育てるかたわらその斡旋で財をなしているという」
『へぇ…イリーナ先生の
「ところで"殺せんせー"は今どこに?」
「………」
『上海だよ｡30分ぐらい前に杏仁豆腐食べに行ったけど｡もうそろそろ帰ってくるんじゃない?
弟子が世話になってますって遥々遠くから挨拶にでも来たわけ?』
「赤葦さん!!」
「ククッいい､構わない｡聞いていた通りの怪物のようだ｡来てよかった､答えが出たよ
今日限りで撤収しろイリーナ｡この仕事はおまえじゃ無理だ」
「…?ずいぶん簡単に決めるな｡彼女はあんたが推薦したんだろう」
「現場を見たら状況が大きく変わっていた｡もはやこいつはこの仕事に適任ではない
正体を隠した潜入暗殺ならこいつの才能は比類ない｡だが一度素性が割れてしまえば一山いくらのレベルの殺し屋だ
あげく見苦しく居座って教師のマネゴトか｡こんな事させるためにお前を教えたわけじゃない」
「…そんな､必ず殺れます
…ロヴロさんの雰囲気が変わった!!
『先生危ない!!』
「ほう､ならば…!!」
『あっぶな…;』
「Aっ!!」
私はロヴロさんがイリーナ先生に仕掛ける前に間に入り､日誌を盾にし､首を押さえようとした指を防いた
「…ほう｡君はなかなか見込みがあるようだ」
『あなたに褒められても嬉しくないんだけどっ(速すぎでしょ!!)』
「おまえには他に適した仕事が山ほどあり…この仕事に執着するのは金と時間のムダだ｡ここの
「…………」
「相性の良し悪しは誰にでもある､さっきおまえは発音について教えていたが､
「半分正しく半分違いますねぇ」
『殺せんせー!!』
「何しに来たウルトラクイズ」
「ひどい呼び方ですねぇ｡いい加減殺せんせーと呼んでください
ああAさん､日誌確認しました｡よく書けています｡さすが周りをよく見ています」
『あ､ありがとうございます…;』
「今日はもう帰りなさい」
『え､でも…』
ついイリーナ先生の方を見てしまった
「心配ありません｡先生に任せて下さい」
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年6月19日 22時
