・転校生の時間 ページ16
修学旅行が終わり､私はカルマと登校していた
『あーあ今日から通常の授業に戻るとかだるいなぁ』
「休めばよかった」
『こら｡そういえば､烏間先生からの連絡見た?』
「あー転校生が来るってやつね」
『そう｡しかも何だか見た目がヤバそう』
烏間先生の一斉送信にはこう書いてあった
《明日から転校生がひとり加わる｡多少外見で驚くだろうが…あまり騒がず接して欲しい》
『殺し屋だよね?』
「まぁウチのクラスに転校してくる奴だし､多分ね」
『転校生ってことは生徒として入ってくるんだよね｡どんな感じなんだろ…』
「ま､俺等とタメで殺し屋って事は普通じゃないよね〜」
『確かに』
どんな子であろうと､転校生には興味がある
どんな方法で暗殺をするのかなぁ
教室に入ると､原さんの後ろに何か大きな黒い箱があった
『何あれ…』
「あ､Aちゃん､カルマ君おはよう」
『おはよ｡ところであれは?』
私達より早く来ていた渚くん､杉野､岡島に聞くと､どうやらあの箱が転校生らしい
「国もなりふり構ってられないみたいだねw」
『そうだねぇ』
「皆知ってると思うが転校生を紹介する
ノルウェーから来た自律思考固定砲台さんだ」
烏間先生大変だなぁ…今度コーヒーでも買ってあげようか
「プークスクス」
「お前が笑うな､同じイロモノだろうが!!
言っておくが「彼女」は
「生徒に危害を加える事は許されない」それがおまえの教師としての契約だからな」
「………なるほどねぇ｡契約を逆手にとって…なりふり構わず機械を生徒に仕立てたと
いいでしょう､自立固定砲台さん｡あなたをE組に歓迎します!」
『ねぇカルマ､転校生はどうやって暗殺するのかな』
「んー､あの中に銃とかめっちゃ入ってんじゃね?」
『ありえるー』
殺せんせーが後ろを向くと､体から転校生は銃を出し､先生に乱射した
「ショットガン4門､機関銃2門｡濃密な弾幕ですがここの生徒は当たり前にやってますよ
それと､授業中の発砲は禁止ですよ」
「………気を付けます｡続けて攻撃に移ります」
そういうと彼女はまた攻撃を始めた｡殺せんせーはさっきと同じようにチョークで弾こうとするが､先生の触手がひとつ弾け飛んだ
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年6月19日 22時
