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渚side
「やっぱ1位は神崎さんか」
「まぁ嫌いな奴いないわなー」
ここは男子の大部屋｡修学旅行となるとやっぱりこういう話になる訳で…
「てかA2位?マジか…」
「何でだよ;俺は普通だと思うけどなぁ」
前原くんの言葉に磯貝くんがそう返した
「あいつ素行悪いじゃん｡口も少し悪いし…」
「けど､幼なじみ贔屓を抜いてもあいつ美人だし､優しいから」
「…確かに｡それは否定できんな」
2人ともAちゃんの事好きなんだね;多分家族とか兄妹みたいな感じだろうけど
「で?ウチのトップツーがいた班の杉野はどーだったんだ?」
「それがさぁ色々トラブルあってさ､じっくり話すタイミングが少なかったわ」
「そのトラブルのおかげで茅野はAちゃんともっと仲良くなれた!!って喜んでたけどね;」
「あーなんか大変だったらしいな」
その時カルマ君が戻ってきた
「お､面白そうな事してんじゃん」
「カルマ､良いとこ来た」
「お前クラスで気になる娘いる?」
「皆言ってんだ､逃げらんねーぞ」
「…うーん､奥田さんかな」
「お､意外｡なんで?」
「だって彼女怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそーだし｡俺のイタズラの幅が広がるじゃん」
「……絶対くっつかせたくない2人だな;」
「てかカルマはAって言うかと思ってた」
前原くんがそう言うとカルマくんは飲んでいたジュースをむせた
「…はぁ!?///何で…」
「お､その反応はマジか!!」
「違うっつーの!!あいつは気の合う友達っていうか､特別って言うか…」
「はいはい､カルマはAっと…」
「前原!!」
「落ち着いてカルマ君!!」
「皆､この投票結果は男子の秘密な｡知られたくない奴が大半だろーし｡女子や先生に絶対に…」
窓を見ると殺せんせーがニヤニヤしながら何かをメモって逃げた
「メモって逃げやがった!!殺せ!!」
「待てやこのタコ!!生徒のプライバシーを侵しやがって!!」
「ヌルフフフ先生の超スピードはこういう情報を知るためにあるんですよ｡特にカルマ君のは良い情報を得ましたよ」
「…あのタコまじ殺す!!!!」
「あはは;」
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作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年6月19日 22時
