・旅行の時間 ページ2
「A､班が決まったら学級委員の私か磯貝君に言ってね」
殺せんせーに課題を提出して戻ると､片岡さんが言ってきた
『…ああ､修学旅行の班ね｡おっけー』
どこに入れてもらおうかと考えていると､茅野ちゃんが来た
「ねぇねぇAちゃん!一緒の班にならない?」
『いいの?じゃあよろしくね』
「やった!!たくさん話そうね!!」
『うん｡あ､ねぇ誘いたい子いるんだけど､まだ人数大丈夫かな』
「大丈夫だよ!!」
『ありがとう｡ね､奥田さん｡良かったら一緒の班にならない?』
私は前の席の奥田さんを誘った｡彼女とは席が前後ということもあってよく話す
「いいんですか?」
『うん､まだ決まってないならどうかな』
「…はい!!よろしくお願いします!!」
「今から楽しみだよ〜!」
『後は誰がいるの?』
「渚と杉野!!」
3人で話していると､殺せんせーが教室に入って来た
「まったく…3年生も始まったばかりのこの時期に総決算の修学旅行とは片腹痛い｡先生あまり気乗りしません」
「「「「ウキウキじゃねーか!!」」」」
殺せんせーの後ろには､大きすぎる荷物が…あれ絶対必要無い物も入ってるでしょ…
「…バレましたか､正直先生君達との旅行が楽しみでしかないです」
「知っての通り来週から京都2泊3日の修学旅行だ｡君等の楽しみを極力邪魔はしたくないが､
「…てことは
「その通り｡京都の街は学校内とは段違いに広く複雑｡しかも…君達は回るコースを班ごとに決め､奴はそれに付き添う予定だ
成功した場合､貢献度に応じて百億円の中から分配される｡暗殺向けのコース選びをよろしく頼む」
「「「「はーい」」」」
「カルマ君!同じ班なんない?」
「ん､オッケ〜」
「ええー大丈夫かよカルマ｡旅先でケンカ売って問題になったりしないよな?」
「旅先のケンカはちゃんと目撃者の口も封じるし､表沙汰にはならないよ」
「おい…やっぱやめようぜあいつ誘うの;」
「うーん…でもまあ気心知れてるし」
「でメンツは？渚くんと杉野とAと茅野ちゃん？」
『奥田さんも誘った〜』
「7人班でもいいけど誰かあと1人誘う?」
カルマがそう言うと杉野が得意げに1人の生徒を呼んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒビヤ | 作成日時：2022年6月19日 22時
