検索窓
今日:24 hit、昨日:33 hit、合計:61,815 hit

・テストの時間 ページ47

中間テスト、全校生徒が本校舎で受ける決まり

つまり、私達E組だけアウェーでの戦いになる

大野の奴が何か言っているけどそんなの知らない

皆は最初こそ分からずにペンが止まっていたが、殺せんせーの教えを思い出したようでどんどんペンが動き、教室にはカリカリと書く音が響いている

『(さて、私もそろそろ集中しないと…)』

気持ちを切り替え問題を進めていっていた時に気づいた

『(あれ、これ今回の範囲じゃない…)』

それでも私は最後まで問題を解いていった


…理事長、私の中であなたという人が死んだよーー



テストが返された日、E組は暗い空気に包まれていた

「……これは一体どういう事でしょうか。公正さを著しく欠くと感じましたが」

《…おっかしいですねぇ〜ちゃんと通達したはずですよ》

【潮田渚 合計点数 315点 186人中 105位】

《あなた方の伝達ミスじゃないですか?なんせおたくら本校舎に来ないから、ハハハハ》

【磯貝悠馬 合計点数 367点 186人中 68位】

【寺坂竜馬 合計点数 230点 186人中 159位】

「伝達ミスなど覚えは無いし、そもそもどう考えても普通じゃない。テスト2日前に…出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて」

《…わかってませんねぇえーと…烏間先生?うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針の一つ
本校者のクラスではなんと理事長自らが教壇に立たれ、見事な授業で変更部分を教え上げてしまわれました》

ほんと、あの理事長はやる事がエグいね…

「…先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです
…君達に顔向けできません」

…さて、まずは殺せんせーをどうにかしないと…

そう考えていると、カルマが先生に向かってナイフを投げた

「いいの〜?顔向けできなかったら俺が殺しに来んのも見えないよ」

「カルマ君!!今先生は落ちこんで…」

カルマは殺せんせーに自分の解答用紙を見せた

「俺問題が変わっても関係無いし」

【赤羽業 合計点数 494点 186人中 4位】

「うお…すげぇ」

「それに、俺だけじゃないしね」

そう言ったカルマは私の方を向いた

「A〜俺より良いもん持ってるでしょ?」

『…はぁ…いつ見たのよ…』

私は席を立ち、解答用紙を持ってカルマの方に行き、殺せんせーに見せた

国語 100点 数学98点 社会 99点 理科 99点
英語 100点

【赤葦A 合計点数 497点 186人中 2位】


「「「「に、2位ーーーー!!?」」」」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒビヤ | 作成日時:2022年6月12日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。