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先生に挨拶も終わり、私は席を教えてもらい、そこに座った
(私の席はっと…ラッキー、1番後ろじゃん♪)
「あ、あの…!私、奥田愛美です!よろしくお願いします…!!」
『うん、よろしく〜奥田さん』
そのやり取りをきっかけにだんだん私の机の周りに人が集まりだしてきた
「ねぇねぇ、さっきの暗殺凄かった!私は茅野カエデ!よろしくね!突然だけどプリンは好き!?」
『あはは、そうでもないよ。茅野さんね〜よろしく。プリンは好きだよ』
「俺は岡島大河!スリーサi(」
「岡島ぁ!!あいつの事は気にしなくていいから!私は片岡メグ。女子の学級委員やってるの、何か分からないことがあったらいつでも言ってね」
『あはは…;よろしく』
「あの、Aちゃん、僕のこと覚えてるかな…?」
『もちろんじゃん、渚くん!また同じクラスになれて嬉しいよ。よろしくね』
「!よかったぁ…よろしくね」
そうして全員の名前を教えてもらった
エンドのE組と言われているからみんなどんな感じなのかと思ったけど本校舎の奴らより全然良い奴ばっかじゃん
「そういえば、Aちゃんと磯貝くんたちは前から知ってたみたいだけど…」
茅野さんが不思議そうに聞いてきた。言ってなかったの?
『ああ、私と磯貝、前原は幼なじみだよ。小学生の頃からの』
「ええ!?知らなかったぁ…磯貝くんと前原くんは分かってたけどもう1人幼なじみいたんだ」
茅野さんは驚いた顔をして私たちの顔を交互に見た
『言ってなかったの?』
「そういえば…大体の奴らは1年の時に知ってたから忘れてた。茅野はうちに転入してきたから知らなかったのか」
そばに立っていた前原に聞くとそう返ってきた
『そっか、なら知らなくて当然かぁ』
あ、忘れてた…
『ねえ渚くん、あのタコに暗殺しかけたんでしょ?どんな感じだったの?』
「タコって…;うーん、まぁ失敗だったよ。殺せんせーに抱きついてみたけどあの速さで結局逃げられたし…」
『へぇ…その時せんせー何かやったりした?』
「あ、脱皮を使ったよ」
『脱皮?』
「ああ、月に1度の奥の手ってやつらしい」
『ふーん…そこまでして渚くんを守ったんだ』
ほんとに教師をやってんだ…しかも自分の命をかけてまで…
『ッはは!ほんと殺しがいがあるよあの先生は…』
まってなよ
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作者名:ヒビヤ | 作成日時:2022年6月12日 11時