【暗殺教室】彼女の瞳に映る世界【赤羽業】 (ページ4)

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磯貝side
「おはようございます！では日直の人は号令を」

いつものように一斉射撃をしながら俺はAの姿を探していた

(おかしいな…昨日ちゃんと来るって言ってたのに…寝坊か？)

「今日も命中弾ゼロですねぇ…まだまだ工夫をしないと先生は殺せませんよ？」

「しかし､今日は赤葦さんの停学明けだったはずですが…もしや道中なにかあったとか？！」

殺せんせーが1人で慌てているとガラガラと音を立ててドアが空いた

『おはよーございまーす』

「にゅや！赤葦さん遅刻ですよ！停学明けそうそう感心しませんねぇ｡先生何かあったのではと心配しましたよ！」

『あはは､ごめんごめん｡朝の占いで《朝早くに登校すると大きな事故に巻き込まれるかも！》って言ってたからさ､許してよ』

((((そんな物騒な朝の占いねーよ！！！！))))

「にゅぅ…それは仕方がないですねぇ｡何事もなくて安心です｡ですが次からはちゃんとHR前に登校してきてくださいね！！」

((((簡単に信じてやがる！！！！))))

『ごめんてw それからさ､苗字で呼ばれるの嫌いなんだ｡だから下の名前で気軽に呼んでよ｡これからよろしくね､殺せんせー』

「分かりました｡ではAさん､これからよろしくお願いします」

Aがそう言って握手を求め､殺せんせーがそれに応えるように手を握った瞬間……

ドロォ…

俺たちは何が起こったのか理解出来なかった｡
それは殺せんせーも同じみたいで冷や汗をかいて破壊された触手をじっと見ていた

今まで誰も触手にダメージをあたえられなかったのにAはすぐにそれをやってのけた｡さすがだ…！

『あはっこんな簡単な手に引っかかるとかw』

「(何が…？！彼女の手には何も無かったはず！！)」

「A…何をやったんだ…？」

『ん？磯貝に前原じゃ～ん､おはー』

「あ、ああ｡でもほんとにどうやって先生の触手を…」

『ああ､あれ？簡単だよ｡対先生弾をすり潰してハンドクリームに混ぜたんだ｡人には害はないって言ってたし』

凄い…今まで誰もそんな発想は思いつかなかった…！
やっぱりあいつは俺たちよりも頭の回転が速い！！

『まぁ挨拶はこれぐらいでいいかな…今日1日本気で殺しにいくから覚悟しててよ？殺せんせー(モンスター)』

そう笑顔で言ったAは面白い玩具を見つけたような､楽しそうな顔をしていた