・ ページ17
一応ドアの前には対先生用弾を撒いてそこでもダメージを与えられるようにしてある
助けに来なければ、あんたはその大事な"先生"として死ぬ。助けに来ても私の暗殺で死ぬ!どっちを選ぶか楽しみだよ…
『先生、死ぬ準備は出来た?じゃあカウントダウンでもしようか。5…4…3…』
2…1…0…ドガァァァン!!
磯貝side
みんなで話しながらあの長い坂を下っている間も、俺はAのことを考えていた。俺たちをわざと教室から遠ざけるような行動、そしてあの『早く帰ったほうがいい』と言う言葉…さっきから胸がざわついている。
「磯貝くん、どうかした?」
表情に出ていたのか、渚が心配そうな顔をして聞いてきた
「いや、あいつのことが気になってて…」
「Aちゃんのことだよね…?僕も少し心配なんだ。なんて言うか、Aちゃんらしくないっていうか…」
渚も同じことを思っていたみたいだ。やっぱり、Aはわざと俺たちを帰らせたんだ。でも、なんのために…ん、待てよ…あいつはなんて言っていた…?
『楽しみは取っておく』、『やることがある』、『早く帰ったほうがいい』
…まさか!!あのバカ!!!
「ごめん渚、みんな。俺やっぱり教室に戻る!!」
「「え、磯貝/くん?!」」
振り返って走り出そうとした時だったーー
ドガァァァン!!
と大きな爆発音が聞こえた
「おい、今のって俺たちの校舎からだよな…?」
前原がおそるおそる言った
後ろには俺たちの校舎しかない。つまり、爆発はそこからだということで…
俺たちは急いで校舎に向かった
無事でいろよ…!A…!!
148人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒビヤ | 作成日時:2022年6月12日 11時