ど天然轟先輩 ページ15
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ガラガラ、とドアを開け空き教室に入る机を挟み爆豪先輩と轟先輩が座っていた
「 遅かったな2人とも 」
「 すいません、私がつい話しすぎちゃって 」
轟先輩はそうだったのか、と納得したような顔で頷く。
「 隣、座るか？ 」
ぼうっと立ち尽くしていた私にまたもや轟先輩が自分の隣をぽんぽんと叩きながら話しかけてくれる。
爆豪先輩の隣に自分から座る勇気もないしお言葉に甘えよう。
「 はい、座らせてもらい「 あああ轟くん！僕座っても良いかな？ 」
緑谷先輩がハッ！としたような顔であからさまに不自然にそう言えば後轟先輩は頭の上にハテナマークを浮かべながらもいいぞと言う。
緑谷先輩は小さく親指を立てグッとポーズを向けていた。… やっぱり可愛い
「 あの、えっと、隣座っても良いですか？ 」
相変わらず不機嫌そうな顔で座る先輩に声をかける
「 隣以外にどこに座る場所があんだよ 」
「 で、ですよねー … 」
「 爆豪の膝の上に座れば良いんじゃないか？ 」
「 ブフッ 」
「 てめぇは喋るんじゃねぇこの舐めプ野郎が … 」
出たど天然。いちいちの発言が地雷である爆豪先輩のこめかみはピクピクと動きあからさまにイライラを剥き出しているし、お茶を飲んでいた緑谷先輩に至っては思いっきり吹き出してしまった。
当の本人は何がおかしい？みたいな顔で緑谷先輩の心配をしている。
この人顔が良くてよかったな …
やばい轟先輩ファンに殺される
「 だって爆豪と癒入はそういう関係なんだろう？ 」
「 轟君そろそろ黙ろう 」
火に油を注ぐとはこういうことだろう。
限界を感じたのか先程から掌からバチバチと火花を鳴らしている爆豪先輩。これから起こりうることが想像でき最悪の結末しか浮かばない。
それは緑谷先輩も同じようで必死に爆豪先輩を宥めようとする。が、それも逆効果だ。
「 そんなに怒ることねえだろう 」
「 っるせぇ半分野郎がぁぁぁぁ！！！！！！ 」
bomb！！！！！と大きな爆発音が部屋中に響く。
やってしまった………
こうなったら手の付け奴がないのは私でもわかっている。でも一発目からブチギレなかった爆豪先輩は相当我慢したんだろう。
「 爆豪、落ち着けって 」
「 てめぇのせいだろうが死ねェェ！！！！！ 」
bomb！！！！！！！！！！！！！！！！！
緑谷先輩の顔は引きつっていた。
私の顔も引きつっていた。
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
