3人の先輩 ページ5
.
ズンズンと私のことなんかお構いなしに進んでいってしまう爆豪先輩の後を必死に追いかけ着いたのは
2年生の教室の近くにある空き教室だった
「 さっさと入れよ 」
乱暴にドアを開け中に入るよう言われる
自分じゃなくて私を先に入れてくれるところ
… 好き！！！！！！
「 あ、よかった … 女の子が無事で 」
「 爆豪になんもされてねえか？ 」
「 あぁ！？！？何言ってんだこの舐めプ野郎が！！
！！！！！！！！ 」
中に入れば爆豪先輩と肩を並べ注目を浴びる
緑谷先輩、轟先輩が椅子に腰をかけていた
なんでこんな優秀な先輩たちの中に私が … ？
疑問は募るばかりだった
「 空き教室に私がぁ来た！！！！！！！！ 」
「「 オールマイト！！ 」」
思わず緑谷先輩と声が被ってしまった
そういえば緑谷先輩はオールマイトの大ファンなんだだけ。緑谷先輩好きの友達に聞いた気がする。
私も生で見るオールマイトの迫力には
入学後半年経った今にも慣れていないのだ
「 いやー急に呼び出してしまって悪いね、
特に癒入少女！！びっくりしただろう 」
「 い、いえ！そんなことありません！ 」
「 はははっ、元気があっていいなあ！！ 」
真っ白な歯を輝かせながら笑うオールマイトにつられて笑顔になれば私の座っているソファの隣、
となり！？
「 座っちゃ悪りぃかよ 」
「 い、いやそんなとんでもないです … 」
いつのまにか爆豪先輩が隣に座っていた。
目の前の席は緑谷先輩、轟先輩で埋まっている
そうであれば爆豪先輩が隣に来るのは必然的であってなにもおかしいことではないんだけれど、
好きな先輩が隣に、しかも結構近くに座るなんて心臓が持ってくれるかどうかわからない。
「 爆豪に近づくと何されるか分かんないから
気をつけたほうがいいぞ 」
「 … ってっめぇもういっぺん言ってみろや！！！！
！！！！！！！！！！！！！！！！！ 」
天然なのか。うん、多分そうなんだろう
私を気遣って言ってくれたであろう言葉は爆豪先輩の地雷でしかないらしくbomb！！！と大きな爆発を起こしながら轟先輩に掴みかかった。
それを必死に止める緑谷くんとオールマイト。
ちょっとオールマイトしっかりしてよ
「 おいお前ら、そこまでだ 」
一瞬にしてその場が静まり返る
教室に入って来たのは爆豪先輩達の担任
相澤先生だった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 405人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
