あれから ページ32
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あれから学校へ戻り、通常より早く授業に参加できるようになった私たち。
勉強の遅れも取らずに済むし、いいのかもしれないけれど、3人の先輩と一緒に居れなくなるって思うと
寂しかった。
けど、そんな寂しさも掻き消すように3人の先輩はよく私のところへ来てくれる。いや、絡みにくるって方が正しい。
「 隣、いいか？癒入 」
「 ん？！轟先輩！？ 」
こうしてお昼休みの学食などでも3人揃って現れるのだ。親友はその度気を利かせたようにニヤニヤとその場を離れていく。あいつ …
「 轟先輩、また蕎麦ですか？ 」
「 あぁ。好きだからな 」
「 そういうAちゃんは3日連続うどんだね 」
そう言う緑谷先輩がカツ丼以外食べているのを私は見たことがない。
勝己先輩も相変わらず激辛カレーをばくばくと食べている。
「 んだよ 」
「 いや、美味しそうに食べるなあって 」
あまりにもばくばく食べるからつい見つめてしまう。
インターンで勝己先輩との距離がグンと縮まり、私の勝己先輩への想いは尽きるどころか更に増している。
「 おいおい〜お前らまた後輩と飯かよ 」
「 切島くん、それに上鳴くんも！ 」
よ！と手を挙げている先輩ももちろんよく知っている。2人の先輩もまた優秀な成績で後輩たちから注目を浴びていた。
「 それにしても爆豪〜。お前はほんとーにAちゃんのこと好きなんだな！ 」
「 ブフッ 」
上鳴先輩がぽん、と勝己先輩の肩に手を置きながら言う。それを聞いた緑谷先輩はカツ丼を吹き出し、
轟先輩は緑谷先輩を心配そうに見つめている。
なにこれデジャブ
「 てんめぇアホ面………ぶっ殺されてぇのか 」
「 落ち着けよ爆豪、ほんとのことだろ？ 」
切島先輩が追い討ちをかけるように勝己先輩の頭をポンポン撫でる。あんまりからかうとその内ブチギレそうで怖い。
緑谷先輩は未だにカツ丼が詰まっていて苦しそうだ
「 切島先輩、上鳴先輩、勝己先輩が私のこと好き
なんて一生ありえませんよ？ 」
自分で言っておいて悲しいけど。
勝己先輩にとっては、私はただの後輩だろう。
もちろん優しくしてもらっているのも分かっている。
けれどそこに恋愛感情なんてあるはずなかった
「 緑谷、もしかして癒入って 」
「 う、うん。Aちゃんって結構な 」
「「「「 鈍感だ ……… 」」」」
「 うっせぇてめぇら全員死ね！！！！！！！！！ 」
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
