ヴィラン連合 ページ22
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「 お、もしかして君たちが雄英高のエリート4人組かい？ 」
なんとか無事に、緑谷先輩と轟先輩も合流し
ヒーローの元へと辿り着く。
やっぱり間近で見るとみんなかっこいいな …
「 エ、エリートなんてそんな！僕たちはまだまだひよっこで皆さんの足元にも及ばないので今回の作戦で足を引っ張ったらどうしようって … 」
「 あ、ああ 」
緑谷先輩お得意のブツブツ。独り言が多いのだ。
若干ヒーロー達も引き気味だけど気にしないでおこう
「 それじゃあ、事務所と君たちが寝泊りするところに案内するから。車に乗ってくれるかな？ 」
そう言うヒーローについていくと大きめの黒い車に案内される。ヒーローも意外と暗い感じの乗り物に乗るんだ。いや、失礼か。
そんなことを思いながらも開けられたドアに不信感を抱くこともなく乗り込もうとする
「 … ！癒入乗るな！！ 」
「 え？ 」
轟先輩の叫び声が響く。
私が後ろを振り向こうとしたときにはもう遅かった。
「 可愛い女の子、捕まえちゃいました〜 」
ヒーローの姿から一変して、
セーラー服姿で金髪の女子高生が現れる。
紛れもないヴィランだ。
そう、私は人質に取られてしまったのだ。
「 おいクソ女てめぇそいつを離せ 」
「 嫌ですよ〜この子、気に入りました 」
そう言って私を拘束する女子高生のヴィランは
頬を掴み無理やりにでも視線を合わそうとしてくる
私がもっと注意していれば … ッ
「 おい半分野郎！！！デク！！！ 」
勝己先輩の声を合図に、3人の先輩が戦闘態勢に入ろうとするとヴィランは私の腕を躊躇なく隠していたナイフで切りつける。
「 っ〜〜〜！！！ 」
声にならない痛みで涙がどっと溢れ出す
斬り付けられた腕がジンジンと痛み、ドクドクと血が流れ出す感覚に不快感を覚えた。
「 この子がどうなっちゃってもいいんですか〜？ 」
「 っ…それ以上彼女に危害を与えるな！！ 」
突如現れる黒い霧。もちろん私はそれを知っていた。
雄英生であれば誰しもが知っているだろう
黒霧だ
「 それじゃあ、またどこかで会おうねえ〜 」
「 ざけんなクソ女ぁぁぁ！！！！！！ 」
勝己先輩が走り出しこちらに向かってくる。
手を差し伸べてくれる。暖かい手を。
私も必死で掴もうと手を伸ばす。
けれど、その手は宙を舞い、
黒霧の中へと包まれていった
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以恋(プロフ) - 宙さん» お褒めの言葉ありがとうございます（ ; ; ）続編の方もぜひよろしくお願いいたします！ (2020年3月7日 9時) (
レス) id: 3b71a2a429 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - 作者様爆豪の飴と鞭使い方すごくどストライク(´∇｀) (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - え、何この小説。妄想すると自然と口角上へと向かっていきますね。え、控えめに言って最高です！これからも頑張ってください！ (2020年3月4日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
以恋(プロフ) - Omisoさん» うわああ（ ; ; ）素晴らしいなんてとんでもないです！嬉しいお言葉をありがとうございます！続編の方ただいま作成中ですので、今後ともよろしくお願いします！（ ; ; ） (2020年3月3日 10時) (レス) id: c92cf6abc6 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 最後まで読みました！とても素敵な作品で物語の構成の素晴らしさに感嘆しました！！続編の方応援しています！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: d4a65dd1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：以恋 | 作成日時：2020年2月15日 3時
