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凶器は胸像 ページ1

バシャッ

女子1「なっ・・・!」

女子2「きったない!!しかも、冷たいし!!」

フッ、とりあえず絵の具の水かけてやったぜ∩(´∀`)∩ドヤァ←

女子2「はぁ〜うっざ。どーしてくれんの!?クリーニング代払えよ!」

ドン

ガッ

バタ

不思議「じゃ、俺の努力もかえせよ・・・」

女子1「え〜?なんて言ってるのかな〜?」

不思議「男子テニス部はキミ達のような”クズ”にはこれっぽっちも興味ないと思うよ」

女子2「クズ!?・・・さっきからほんっとうっさいんだよっ!」

ガッ

不思議「代弁しただけだし・・・」

女子1「意味わかんない」

ガッ

女子2「死んじゃえば?」

ドンッ

女子1「このっ化け物がっ!」

ドシャッ

あー

”化け物”ですか

そーですか

目が違うだけで化け物扱いですか

不思議「目が違うからなんだよっ・・・暗いからキモイかよっ・・・ほんっとそーゆーの絶えないね・・・死ねたら死んでる。目の色が変えられるなら変えてる・・・こーゆーこともわっかんないかなぁあ!」

ガッ

女子1「ヴっ!!」

そばにあった胸像で女子の腹にぶつけた

女子2「あんたなにして・・・!」

不思議「・・・」

ガッ

女子2「あ゛ぁ!」

不思議「辛い?痛い?苦しい?悔しい?ウザイ?泣きそう?・・・俺もだよ。今のキミ達以上の辛さ、痛み、苦しさ、悔しさ、イラつき、泣くことを全部耐えて、受け止めて、我慢してきたんだー・・・わかるよね?」









ガラララ

不思議「・・・!」

?「なんだ・・・これ・・・!?」

?「とりあえず保健室に運ぼう」

あーぁ、いつもこうだ


胸像を握り締めた僕は言った









幸村「ねぇ、どうして不思議ちゃんは女子2人にあんなことをしたのかな・・・?」

不思議「・・・台無しに・・・俺の作品が台無しにされたんですっ・・・!」

幸村「美術の?」

不思議「・・・え、あ、そうです・・・」

柳「(だが、模写の作品にしては作品が大きかったぞ?)」

幸村「それは彼女たちが先に手を出したの?」

不思議「急に美術室に入ってきて、俺の、は、作品をぐちゃぐちゃにされたんです・・・」

幸村「なるほど・・・」

真田「しかし、胸像で人を殴るとはたるんどる!急所にあたっていれば死んでたかもしらんのだぞ!?」

そりゃ、あえて急所を狙ってないさ

切原「そんなことでお前は”人を殺すような真似”をしたのか!?」

人を・・・殺す・・・?

味方→



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作者名:こにょは | 作成日時:2015年1月19日 3時

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