【鬼滅の刃】死亡ルートを回避せよ【音柱】

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抱きついたまま微動だにしない兄を見て、何か思うところがあったのかしのぶさんがここまでの経緯を説明してくれた。

色々と衝撃的な事実を聞かされたが、まぁ要約すると……

・数年の間、記憶を失ったまま生活してた。
・その上その期間の自覚なし、記憶もなし。
・既に兄は鬼殺隊で任務にでてる
・大変兄に心配をかけた。




……………やってしまった感が半端ないぞこれ。

さっきの二人の反応からしても、記憶がない間の私の態度が相当酷かったことは薄々勘づいてる。……多分記憶があったところでさして変わらなかっただろうけど。


ってそこじゃないだろ私！！！

重要なのは、記憶がないがために兄の最終選別の見送りを逃し、初任務を見逃し、その上音柱に任命されるところを見ていないってことだ！！！

はぁ？？？こんなんじゃ何のために妹やってるかわかんねーわ！！！




…クッ、これ以上兄の素晴らしい活躍を見逃す訳には！…………いやしかしそうなると一番近くで見れるのって……………うぅ、戦うのは嫌だけど、これ以上にいい案が思い浮かばない…！仕方ない、言え、言うんだ杏！







『兄様、私にも………稽古、つけて。』


『私も鬼殺隊(・・・)に──「ダメだ。」




────へ？


なんでぇぇぇぇええええ！！？？？？
いや最後まで聞こうよ？？え、しかも駄目なの？何で駄目なの？？なんでだよ！！！



『私が……弱いから？』

理由なんてこれしか思いつかないんだけど。
いやむしろこれ以外ないですよね、はい。





「………この話は無しだ。いいからお前は地味に休んどけ。」


そう言って兄は部屋から出ていってしまった。
しのぶさんも「ではまた後で。」と、手をヒラヒラさせて兄の後を追うように帰ってしまった。



ポツンと一人部屋に取り残された私は────






















『─────まずは筋トレからかな。』


………鬼殺隊に入る気(やる気)満々であった。













最終選別まであと







3ヶ月







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結果、両方入れます(意味不明

どうなるかはわかりませんが、もうしばらくお付き合いいただければ幸いです！



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