検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:5,366 hit

my memory five ページ1

*



私はノルの言葉を無視してアイスを追いかけた。あれ、なんでだろう。
私はノルのことが好きなはず。

アイスが私のことを好きって思うとすごく嬉しい。相談してるうちに好きになってたのかな。


『アイス!』

アイス「……なに、なんでこっちに来たの!? ノーレが居たでしょ!?」

『……』


そんなの自分が一番分かってるよ。
私のノルに対する気持ちは‘好き’じゃなくて‘憧れ’だったから。


アイス「もう……もう、良いよ! Aなんか大嫌い!」

『っ!』


アイスの目に浮かんでた涙。
好きな人に『嫌い』と言われる辛さ。
はるかにアイスの方が辛いでしょ?

なのにさ、なんで私が泣いてるの?
なんで止まらないの?
結局、私だけ子供なんだよ。

感情をコントロールできない。
さっき気づいたはずなのに、好きの気持ちが溢れて涙に変わる。

わがままだって聞いてくれて、相談だって乗ってくれて、助けてもらってるのに、ノルの時と同じじゃん。

一つも成長してない。
体だけ大きくなってるの。
恩を仇でしか返してないんだ……

なんで、今会いたくない人に会うの。
……ノル。

my memory six→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア , 北欧
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ポン酢 | 作成日時:2016年1月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。