検索窓
今日:14 hit、昨日:5 hit、合計:97,310 hit

ページ2

*牛島side




「牛島先輩!」


見知らぬ女子生徒に声をかけられる。
部活の前は、少し迷惑だ。
俺は彼女について行く。


「何か用か」


俺を前に、モジモジと下を向いて何か話すのを躊躇う女子生徒。
そんな彼女にいらだちが募る。

大会までの時間は限られている。
時間を1秒も無駄にはしたくないというのに。


「私、牛島先輩のことが好きです! 付き合ってください!」

「断る」


俺がそう言うと、女子生徒が泣き出す。
天童から断る時は、はっきりと言えと言われている。

それに正直迷惑な気持ちもあり、こんな用で話しかけてくる女子生徒が減って欲しいとも思ってしまう。


「まだ何かあるか」


そう言うと首を振って、後者の方へと走って行った。
体育館の入口から天童が顔を出す。


「若利くんは罪な男だねぇ」

「そんなことは無い」

「何人の女子を泣かせてきたんだか」


天童はカラカラと笑いながら、俺を見る。
そして天童が言う。


「俺も女だったら若利くんに惚れてんのかね〜」

「お前はマブダチだろう」

「そうネ」


部室に入り、制服を脱ぐ。
練習着に着替えて水筒とタオルをつかみ、体育館へ。

俺よりも早く来た五色が、サーブの練習をしている。
やはり1年と言えど、スタンドの3年よりも上手い。

俺は軽くストレッチをして、ボールをとる。

精→←祇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時雨彩(プロフ) - 中村千尋さん» コメントありがとうございます! テストの関係で更新できずすみませんでした。でもそう言っていただけて嬉しい限りです。これからもよろしくお願いしますね! (2019年9月6日 10時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - いつも楽しませて頂いています!!この作品大好きです! (2019年9月6日 10時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨彩(プロフ) - いすださん» コメントありがとうございます!いすだ様の作品すごく好きです!そんな方に褒めてもらえるのはとても嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね! (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
いすだ(プロフ) - はじめまして。主人公と牛島のキュンキュンする小説で、いつもニヤニヤしながら見ています…!この後の展開、とても楽しみです!コメント失礼しました! (2019年8月24日 12時) (レス) id: cfa7055438 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨彩 | 作成日時:2019年8月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。