夢主をゼッタイにオトシたい花子くん (ページ7)

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ようせいさん① ページ7

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こんにちは。ただ今午前10時を過ぎたところ
気温は32℃でそれなりに暑いのにまだエアコンをつけてもらえない気温

そんな中で私はすぐそばにひんやりとした冷気を感じるものの気分的にはまだ暑い

『……』

「ねー、涼しい？」

『………』

「ねぇ！！！」

『うわっ！！！』

耳元で大きな声を出された
つい叫んでしまった

「…花咲さん？」怒

『すいませんした』

そんなことが今日の朝から続いていてもうへとへと
休憩時間とか授業中だとかそんなものお構いなしに
くっついてくる

疲れたから推しでも眺めよ()

『…ん？んん？え、あれ？』

筆箱につけていたアクキー(ｱｸﾘﾙｷｰﾎﾙﾀﾞｰ)がない……

ｱｸｷｰの繋ぎ目をﾏｽﾃ(ﾏｽｷﾝｸﾞﾃｰﾌﾟ)とﾎﾞﾝﾄﾞ，ｾﾛﾊﾝﾃｰﾌﾟなどでガッチガチ(目立たない程度)に留めたはずなんだけど

『あれ？え、まじでどこいった？ん？へ？』ｶﾞﾀｯ

もちろん頭はパニック状態
私の第二の心臓とも言えるあの！アクキーが！

授業中だとかそんなものは気にせずに立ち上がり
クルクルと回っては制服を叩(はた)いたりする私。

もちろん奇妙だ

「…花咲さん」

『いやまじ先生許してちょ
ねぇ先生、我のアクキー知らないすか！？』

「花咲！」

『はっ、はい』

「あなた、ふざけてるの？
みんな真剣に作品を___」

ちなみに今は美術の時間
美術の女の先生、更年期らしくいつもカッカしてるのよね…(ソースは作者の学校)

『いいえ！ぜんぜん！彼女(A)は至って真面目なんですよ！

作品よりも私のアクキーが行方不明になったことが
重要なんですよ！』

「今日の6限後、職員室に来なさい」

あ、やべ

『え、や、あのですね私、部活が』

「遅れて行けばいいじゃないですか
話があります」

そういう問題じゃないんだよ
トイレ掃除もあるし…ん？

花子くんどっか行ったなおい
たぶんこの先生にビビったのね

『話なら今ここですればいいじゃないですかっ』焦

「いいえ職員室で」

『でも部活が…

そ、それに今月は大会があるんですよ！』

「元凶はあなたです

自業自得ですよ」

『………わかりました』諦め

なんでアクキー失くなったのだろう…

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