夢主をゼッタイにオトシたい花子くん (ページ15)

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ミサキ階段④ ページ15

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「…俺もわからん…」

光…お前っ

『う、嘘つくなｧｧｧｧｧｧｱ

…仕方ねぇ出てやろう』

「おっ、ハナサカかっこい～！」

『光…』

「？」

『あとで…あとで…！

あとでプッ〇ンプリン大きいやつ3つ買っときな！』

「ごめんはな姉オレ出るから」

ふん、今更遅いよ光！
プッ〇ンプリンがあるから私がんばる

うふふ楽しみ～()

『あ、もしもーし？』

「ごめんはな姉許せ
今月きついんだ…」

《…あたしミサキ…
この階の上にある学び舎で生徒にものを教えていたの

でもここで身を裂かれて殺された
丁度あなたが立っているところでね

ねえあなた

あたしの身体探してくださいな
これじゃあ何も出来ないわ…》

『まってまって一度に全部言わないで』

《まずは右の腕___》

だから待ってよ！()

《この手であたし白墨(チョーク)を使って字を書くの

急いでね
じきに授業が始まるわ》

ガチャン！ツーツーツー

『右腕…だっけ』

ギギ…ガゴンッ

「…制限時間付きってことかよ」

『あの祠に置けばいいのかな…

ねぇ、探さないといけないの？
どっちかというと、葵を探したいんだけど』

「ンーまぁ、腕探したら？怒らせたらどーなるかわかんないし」

『…探します』

「それにぃ、探しモノも案外タノシーよ

ほら見て少年」

あは～んな感じの本を発見したそうです

…なんであるの

「ん？っ、花子！閉じろ！」

『真面目に探してよ～…

って、わ、あ！あ！』

「ハナサカ？！どうしたの…って、え？」

「はな姉…？」

『見て見て見てコレ！』

〈アメーバ〉〈ミジンコ〉〈クンショウモ〉

『一時期微生物見るのにハマってたんだよねぇ…』

「肉眼で見えるのか？」

『見えない☆

けどね！ほらあっち』

私が指を指した方を見ると…

「なんで顕微鏡まであんだよ！」

顕微鏡もありました

『私このシャーレ持って帰る』

「やめとけはな姉」

「ハナサカ…」

…くすくすくす…くすくすくす…

『おい誰だ私を笑うのは』

「自意識過剰かよ」

《時間だよ…時間だよ…》

『時間？…あ、砂時計の砂が落ちきっちゃった』

《授業の時間だよ》

『まだ腕見つかってないんですけど！？』

「ハナサカがふざけてたから！」

『ご、ごめんって！』

《遅刻する子はだーれだ》

『とりあえず逃げよ！なんかやばそうだし！』

まさかこんなことになるなんて

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