文豪たちの観察日記 十冊目【文スト】

政略結婚した敵組織の夢主が仕事で夜遅く帰った文豪を寝ずに待っていた日。 ページ21

夢主は凄く優しいです。まだ婚約期間です。



中島敦
「…ずっと待ってくれたんですか?いえ、その…何か、こういうの、初めてで。」
寂しいかなって思って…。と微笑むと、優しいんですね。と凄く嬉しそうに笑います。
こんなに優しい年上のお嫁さんが貰えて羨ましいです…。彼の将来は安泰ですね。



太宰治
「有難う。態々私が帰ってくるのを待ってくれたのだね。…嬉しい。」
今日は唐揚げだから。と言いキッチンに行った貴女を見た後に一人で喜んでいます。
最初の頃と随分貴女への印象が変わったでしょうね。ツンデレ嫁もいい…。←



江戸川乱歩
「流石は僕の嫁だ。僕の予想通り、僕のことを待っていた。…可愛いことするなあ。」
可愛いとか、気軽に言わないで下さいよ！と照れて下を向くと、
今日のご飯はとんかつ！と当ててきます。…何気に貴女の手料理楽しみでしょう?



芥川龍之介
「お前、起きていたのか。…あ…夕食、用意してくれて…その…えっと…。」
有難う。って言えないんですね。貴女が笑って今日は無花果もあるから食後にね。と言うと、
あからさまに嬉しそうにしています。その内貴女と向かい合って食べずに隣で食べています。



中原中也
「電気点いてて驚いたぜ。…ありがとな。あのさ、今日俺…。我儘だけど、その…。」
一緒に寝ちゃ駄目か?とモジモジして聞く彼に貴女がクスッと笑って良いよ。と言うと、
キラキラした目で貴女を見つめてきます。政略結婚も元はと言えば彼が言い出しっぺです。



ドストエフスキー
「起きていたんですか?…ぼくの為だと思っても…いいんでしょうか…?思い上がりですか?」
思い上がりじゃないです。貴方の為ですよ。と一寸恥ずかしそうに微笑むと、
こういう感覚に馴れません。と赤面しています。…そして貴女の手料理を幸せそうに食べます。



条野採菊
「今、23時半ですよ。私を待っていたんですか?…有難うございます。…嬉しいです。」
そんなことないよ。と言いいつも通りポーカーフェイスを崩さない貴女ですが、
顔見たくて。と赤面して言った小さな声は彼にバッチリ聞こえていましたよ。

ポートマフィアの夢主が組織から逃げ出した日。→←夢主を救う為に敵組織の力を借りた日。*まめ様リク*

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