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結局今日1日は、外に出なくていいと言う安心感が絶大なのか、松倉は夜まで不安に駆られることもなく、落ち着いて過ごせた。元太とゲームしてのんびりして夕飯をデリバリーして、またのんびりして、風呂に一緒に入って。
でも、本質的に何も解決してないなって思って、でもそれはたぶん、松倉もわかってるんだと思う。
外に出ない、仕事がない、ずっと俺がいる。そんなの、言っちゃばイレギュラーに近いんだ。大概仕事はあるし、一人の仕事だって、こう一緒に松倉の家にいることだって、全部、今日だから、今だから。この先、俺たち、こうやって過ごすのはどう考えても難しい。あの頃、松倉が復活できた、いや、結局復活し切れてなかったんだけど。また楽しそうに活動できてるようになったのは、きっと、あの人がきちんと処罰されたこととか、周りの手厚いフォローとか、何より松倉の年齢的な心身の発達があったからなんだと思う。
でも今。
俺たちはもう大人になり切ってて、大人の事情もわかる、子供扱いもされない、いなくなったと思った人が現れる恐怖。何もかも、あの頃とは違う。何をどうしたら守れるんだろう。どうしたら、また、松倉は元気になれるんだろ。
「ちゃか。怖い顔、してる、ごめんね、俺のせいだよね」
いつのまにか考えすぎて、横でゆっくりしてた松倉に顔を覗き込まれてた。悲しい顔してて、って俺がさせてるのか。
「違うよ、ちょっと考え事」
「おれの…？」
「…んー、いや、うん、まぁ、これからのこと」
「…ごめん、おれ、ちゃんとするから、大丈夫だから」
「んー…いや、なんか、そう言うんじゃなくて、松倉だけの、問題じゃなくて、俺のって言うか、俺たちのって言うか…」
「…おれ、めいわく…？」
「いや！そう言うんじゃなくて！それは絶対違くて。…どうしたら、松倉のこと守れるかなって…。…お前、元太にも気使ってたろ」
俺の言葉に松倉は、いや、あのー、って困ったみたいな声で視線を逸らした。そして、ちゃか、と恐々俺の名前を呼んで話し始めた。
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ナツメ(プロフ) - 更新楽しみにしていました。作者様のペースで楽しみながら頑張ってください^ ^ (2022年1月11日 10時) (
レス) @page47 id: 8dc454fb00 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん粉(プロフ) - また更新して下さって嬉しいです。有難う御座います。(^^) (2022年1月11日 7時) (レス) @page48 id: 7b4720bbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - Pさん» Pさん、コメントありがとうございます。お待たせしてすみません…のらりくらりですが続けていきますのでこれからも読んで頂ければ嬉しいです_(:3 」∠)_ (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - イカさん» イカさんコメントありがとうございます。待っていてくれてたようでナミダナミダです。遅くなるかもしれませんがお付き合いください(；ω；) (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きが読めて、嬉しいです。また、楽しみにしています！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page48 id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろごはん
| 作成日時：2021年6月27日 15時
