20 ページ20
置かれている状況と、人にされたことのない恐怖を感じながらも、嫌でも知っている快感を拾ってしまう。それが悔しくて、怖くて。
中学生の俺が到底知らないような攻め立てられ方に、俺は恐怖で涙を流しながらもあっけなく大人の手によって欲を放ってしまった。
目の前のあの人は、手についたものひと舐めしてまたニヤリとし、子供に履かせるみたいに乱暴に俺のパンツを上げた。
すくっと立った、あの人は俺の耳元で、
可愛いね
と囁き、個室を出ていった。
残された俺はズルズルと座り込み、ドアが自分に引っかかってるとわかっても動く気力がなく、小さく丸くなることしかできなかった。
それがすぐだったのか、それとも時間が経ったあとだったのかわからなかったけど、まつくら、と声をかけられ思わずビクっと体を縮こませた俺に、抱きついてきたちゃかを反射的に突き飛ばしてしまった。
ちゃかと目があってからのことは、正直よく覚えてなくて。
ただ、恐怖と不安と、汚れてしまった罪悪感のようなものと、それから男なのにと情けない気持ちが渦巻いてたのは覚えてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナツメ(プロフ) - 更新楽しみにしていました。作者様のペースで楽しみながら頑張ってください^ ^ (2022年1月11日 10時) (
レス) @page47 id: 8dc454fb00 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん粉(プロフ) - また更新して下さって嬉しいです。有難う御座います。(^^) (2022年1月11日 7時) (レス) @page48 id: 7b4720bbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - Pさん» Pさん、コメントありがとうございます。お待たせしてすみません…のらりくらりですが続けていきますのでこれからも読んで頂ければ嬉しいです_(:3 」∠)_ (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - イカさん» イカさんコメントありがとうございます。待っていてくれてたようでナミダナミダです。遅くなるかもしれませんがお付き合いください(；ω；) (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きが読めて、嬉しいです。また、楽しみにしています！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page48 id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろごはん
| 作成日時：2021年6月27日 15時
