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「佐々木さん、元太は知らなかったかもしれないけど、可愛い子に手を出す、っていう噂がね、結構あって。そういう噂が広まり出した時本当に可愛い系のジュニアが何人か辞めていったの、俺たちより少し下の子達。元太ぐらいの年の子たちかな。でも、俺たちって、まぁ、そんなの結構あるじゃん、さらっとやめてく子も、呼ばれなくなるとかもさ。だからどこまでがそうなのかわかんないけど。まぁ、そんなで。少しした頃に、急に佐々木さん、やめてさ。そしたら今度は、襲われたジュニアが事務所に告発した、って噂流れて。それが、クラなんじゃないか、っていうのも一緒に。」
うなだれる元太は知らなかった…とまた肩を落としてる
「でもね、俺、歳も歳だし、クラじゃないと思ったんだよ。その時は。だって、俺たちもうあと半年ぐらいで高校生って時だったんだよね、確か。もう、そういうの、ちゃんとわかる歳だったんだよ。襲ったところで、騒がれたり逃げられたり、佐々木さんだってそんなリスクおかさないだろうなって。でも、その時は、あんまり同い年だしわかんなかったんだけど。…クラ、可愛かったもんね。中三とは思えないぐらい小さくて可愛くて。性格だってそんな強そうじゃなかった。だから、多分。そうなっちゃったのかな、って。今、元太の話聞いてて思った。俺は、だから、噂、しか知らないから詳しく何されたのかも、知らないよ。でも…、海斗は知ってそうだね、あの感じは。だから、任せたほうがいいかと思って、ごめんね、元太のこと連れて帰ってきて。」
ううん、と首を振った元太は、また涙をポタポタ落としてた。
「かいと、きっといっぱい傷ついてたのに、俺何にもしてあげられてなかった…。辛かったはずなのに、俺のことあんなに心配してくれてたんだ…おれも、俺もかいとのこと守りたかった…」
苦しそうに泣く元太に言葉が見つからなくて、柄にもなくぎゅっと抱きしめた。わかるよ、とも、仕方ないよ、とも、何か言葉を探しても俺の頭じゃ無理そうで、抱きしめるしかなかった。
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ナツメ(プロフ) - 更新楽しみにしていました。作者様のペースで楽しみながら頑張ってください^ ^ (2022年1月11日 10時) (
レス) @page47 id: 8dc454fb00 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん粉(プロフ) - また更新して下さって嬉しいです。有難う御座います。(^^) (2022年1月11日 7時) (レス) @page48 id: 7b4720bbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - Pさん» Pさん、コメントありがとうございます。お待たせしてすみません…のらりくらりですが続けていきますのでこれからも読んで頂ければ嬉しいです_(:3 」∠)_ (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - イカさん» イカさんコメントありがとうございます。待っていてくれてたようでナミダナミダです。遅くなるかもしれませんがお付き合いください(；ω；) (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きが読めて、嬉しいです。また、楽しみにしています！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page48 id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろごはん
| 作成日時：2021年6月27日 15時
