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miyachika side
いつもお世話になっている、アイドル誌の撮影現場には、大体が同じ人たちで、昔から知ってるスタッフさんが多い。今日もまた同じ顔ぶれに安心して現場入りした。
いつも通りのメンバーと、いつも通りのスタッフさん。
撮影に呼ばれみんなで廊下を歩いていく途中になんか変な視線を感じたような気がしたけど、それも一瞬の違和感だった。
セットの中に入った俺たちはいつも通りに要求に応えながらポーズを決めてく。松松に挟まれた俺は、両サイドから抱きしめられている。ほんわかした撮影は順調に進み、セット替えで少し待ちになった。
楽屋に戻ることもなくその場でお喋りしたりスマホしたり。俺に向かって話しかけてきたのえるの視線は俺を通り越して、それから、言葉を一瞬詰まらせた。
「のえる？？」
「あ、いや、なんでもない。あのね、元太とインタビュー受けてたらまつく…ら…が…あの…、ごめんちゃかちゃん、ちょっといい？来て」
返事をする暇もなく、様子のおかしいのえるに腕を掴まれ廊下に連れ出された。
「まってまって、のえるなに、どうしたの」
「ごめんちゃか、急に。覚えてるかわかんないけど、昔カメラマンやってた佐々木さんって覚えてる？あの、急に辞めちゃった人」
覚えてるも何も…なんて
「あー、覚えてるよ。佐々木さん。それがどうしたの？」
「…いる。あの人。さっきちゃかちゃんの向こう側にね、みない人いるなぁって思ったらなんか見覚えあって。ずっとこっちの方見てたからなんか、ちょっと心配になっちゃって。あんまり良くない噂聞いたし」
「いやまって！だってあの人出禁になったって、出禁だって聞いたよ！おれ！なんで！？」
のえるの言葉に動揺が隠せなくて、柄にもなく声を荒げてしまって、目の前ののえるがおろおろと、いや、勘違いさせちゃったのか、心配そうな目を向けてくるんだけど、ちがくて
「まって、松倉、松倉は」
「え？松倉？」
「俺じゃなくて、松倉！！！」
のえるがハッとして、もどろ、といつもより低い声でまた俺の腕を掴んでスタジオに戻った。
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ナツメ(プロフ) - 更新楽しみにしていました。作者様のペースで楽しみながら頑張ってください^ ^ (2022年1月11日 10時) (
レス) @page47 id: 8dc454fb00 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん粉(プロフ) - また更新して下さって嬉しいです。有難う御座います。(^^) (2022年1月11日 7時) (レス) @page48 id: 7b4720bbb1 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - Pさん» Pさん、コメントありがとうございます。お待たせしてすみません…のらりくらりですが続けていきますのでこれからも読んで頂ければ嬉しいです_(:3 」∠)_ (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
しろごはん(プロフ) - イカさん» イカさんコメントありがとうございます。待っていてくれてたようでナミダナミダです。遅くなるかもしれませんがお付き合いください(；ω；) (2022年1月10日 23時) (レス) id: a9eb0ed935 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きが読めて、嬉しいです。また、楽しみにしています！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page48 id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろごはん
| 作成日時：2021年6月27日 15時
