【名探偵コナン】公安警察と追われる少女2 (ページ24)

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知らない未来ページ24

諸伏「英語？」

貴「英語で延長戦はエクストライニングゲーム。
出来のいいストッパーは、防御率がいい投手のこと。
防御率は略してERA、
エクストラのEXTRAから"無駄"なERAを取るとXTが残る。
XTを縦に書き、"最後に逆転"すると"文"になる」

諸伏「文…学校の地図記号か！」

貴「東都タワーの爆弾にどこの学校か、ヒントが出されるんですが…」

諸伏「以前、松田から聞いた通りだとすると…
東都タワー爆発の3秒前にヒントが出るあれか…」

貴「そうです。そして、私が知っている爆弾の在処は帝丹高校です」

諸伏「帝丹高校…！…明日は模試か！」

貴「でも、今まで色々な事を変えてきてしまいました…後先も考えず…過去を変えてしまった。
だから、私の知る未来になることが保証できません…！」

暗号に知らない暗号が追加されている…
未来が変わった証拠だ。

諸伏「過去も未来も関係ないさ」

貴「…」

諸伏「ひとつの選択で未来は大きく変わる。
選択の数だけ未来がある。
今、この瞬間は無数にある未来のひとつだ」

貴「…！」

諸伏「Aちゃんの知る未来と違う点があるのなら、新しい未来を紡いでいけば良いさ」

貴「…そう…ですね」

諸伏「とりあえず、追加された暗号は俺なりに考えてみるから、今日はもう寝ちゃいな。
薬は俺が適当に買ってくるから」

貴「わかりました。私も考えてみます」

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ーーその日の夜中

貴「…寝れない…」

暗号の事を考えて、思考がぐるぐる回っている…

理系…
専門…
教育者…

前後の文から考えて、おそらく誰か個人を指しているのは想像がつくが…

貴「……喉乾いたな…」

一度考えをリセットしよう…

冷蔵庫の扉を開け、中を確認するが、飲み物はお茶しか入っていない。

貴「…ポカリ飲みたいし…コンビニに買いに行こう…」