【名探偵コナン】公安警察と追われる少女2 (ページ21)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:31,224 hit

早退ページ21

ーーとある場所

？「…なぜだ？なぜ毎度失敗する？」

俺の暗号が分かりやすかったのか？

関わった警察が思いの外頭の切れるやつだったのか？

いいや、そんなはずはない…

何か原因があるはずだ。

…そういえば、警察と一緒にゴンドラに乗り込んだ女がいたな…

あれからもうすぐ3年…

？「今度こそ…」

これまでの失敗も踏まえて、計画を慎重に進めよう…！

・

・

・

・

ーー帝丹高校

貴「…ｯ…イッキシ！」

園子「A…あんたねぇ…もう少し女の子らしいくしゃみはできないの？」

蘭「Aちゃんさっきからずっとくしゃみしてるけど…大丈夫？体調悪いんじゃ…」

貴「すみません…でも、熱があるわけじゃないし…くしゃみが出るだけですから」

あと少しだけ悪寒がするだけ…気のせいか。
うん。絶好調。

帰っても…隣に諸伏さんが住んでいるとはいえ、仕事で忙しそうだし…
家にいてもぼっちだし、つまらないし…

貴「…ｹﾎｯ…」

・

・

・

・

ーー数時間後

園子「…だから言ったでしょう？」

貴「…すみませんでした」

蘭「大丈夫？Aちゃん…」

あれから体調は順調に悪くなり、死にかけているところに、お昼休憩の時間を割いて様子を見に来てくれた先輩お2人に救われました。

熱を測ってみたら38.5。
悪寒は気のせいではございませんでした。反省。

先生「こりゃ、早退させた方が良いなぁ…
お家の人と連絡とれるかな？」

貴「…あー…えっと…」

《降谷「今後何かあれば、まずはヒロを頼ってくれ」》

貴「えっと、電話番号は……」

・

・

・

諸伏「Aちゃん！」

貴「……え？…あぁ…」

変装していて、一瞬誰かわからなかった…

諸伏「大丈夫？」

貴「大丈夫…」

先生「…じゃないでしょう」

貴「ぅ…」

あれからさらに熱が上がりつつあります。

諸伏「…先生…ご迷惑をお掛けしました。
ほら、Aちゃん。帰ろうか」

先生「ゆっくり休んでください。お大事にね」

貴「…ありがとうございました」

・

・

・

ーーアパート

諸伏「着いたよ。歩ける？」

貴「…ありがとうございます」

諸伏さんの運転に揺られ、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。