手紙 ページ15
ーー現在
降谷「…そうか。…わかった。ご苦労だったな…風見」
ピッ…
貴「…どうでした?」
降谷「…ダメだ…結局あの後、特殊犯係への転属願いを取り下げられ、強行犯係へ転属となった後、観覧車での爆発で殉職…」
貴「…何で特殊犯係に…」
降谷「何でも、萩原と2人で願い出たらしい…
俺たちで犯人を逮捕すると息巻いていたとか…」
貴「…お2人らしいですね
では…行きましょう」
降谷「愚かで勇敢な友を救いに…」
貴「杯戸町のショッピングモールで落ち合いましょう!」
降谷「わかった!」
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ーー3年前・ショッピングモール屋上
降谷「A…!」
貴「…安室さん!」
降谷「どのゴンドラだ!?」
貴「確か…72番です!あ、今から並べばちょうど乗れそうですよ!安室さん!」
降谷「……」
貴「安室さん…?ゴンドラ…行っちゃいますよ…」
降谷「待て。A…」
貴「…え」
降谷「犯人がもし近くに居たら…このゴンドラに乗る人間を見張っているはず…」
貴「…あ…」
降谷「迂闊に近づくこともできないな…
A。爆破3秒前に文字盤に表示されるヒントの場所は覚えているか?」
貴「え…っと、米花中央病院です…」
降谷「よし。僕はそっちへ行く。この手紙を…」
そう言いながら、さらさらと紙に文字を綴っていく。
降谷「あいつに渡してくれ」
貴「…で、でも、米花中央病院のどこにあるかまでは分かりません…しかも、盗聴器や隠しカメラが仕掛けられている可能性も…」
降谷「心配ないさ。もうひとり強力な助っ人を呼ぶ」
貴「…助っ人?…あ、萩原さん!」
降谷「あぁ。だから、この手紙を彼に…松田に渡してくれ。頼んだぞ!A!」
貴「…はい!」
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作者名:そら | 作成日時:2021年8月13日 1時