防護服 ページ14
・
・
・
・
安室「…つまり、ヒロと伊達班長が今生きているのは君のおかげ…」
貴「スコッチに関しては私何もしていないので、赤井さんのおかげです」
安室「…!そうか、伊達班長が以前話ていた少女ってAだったのか…!」
貴「今から…萩原さんと松田さんを救いに行きます。ですが、私は爆弾の解体なんてできません。安室さん…私と過去に行ってくれませんか?」
安室「…どうしてもっと早く頼らないんだ。…当たり前だろ!」
Aの差し出した手を安室は取り、2人は過去に戻った。
・
・
・
・
ーー7年前・11月7日
貴「…やっぱり毎回この路地に出るなぁ…
…ん?」
…手…ちっさ!
あ、赤井さんが言ってたな…精神だけ過去の肉体に戻るって…
今は7年前…ってことは、9…歳…
安室「ここか!?」
貴「安室さん!」
安室「…A…なのか?」
貴「そうです……って、急がないと!」
・
・
・
ーーマンション・20階
安室「この階か?」
貴「はい。えっと確か…あ、あの花の下…」
安室「…あれか!」
貴「安室さん、ここから先は物音を立てないでください…盗聴されている可能性があります」
安室「…!わかった…!」
・
・
・
・
安室「…フゥ…」
貴「さすがに速いですね…お疲れ様です」
ウー…ウー…
安室「ようやく警察が来たか…」
貴「急いで降りましょう…!」
安室「…いや待て…」
安室は解体に使った紙をちぎり、何かを書いて解体し終えた爆弾の側に置いた。
安室「よし、これ以上の長居は無用…帰るぞ」
貴「はい!」
・
・
・
萩原「さぁて…これが今回解体する……ん?
あれ?!もう解体終わってる…!何で!?
…何だこれ?」
爆弾のすぐ近くの紙に手を伸ばす。
【防護服はちゃんと着ろ。 0】
萩原「……!」
51人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そら | 作成日時:2021年8月13日 1時