とある劇場物語 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:730 hit

朝の会話ページ2

何処からか雫の落ちる音が聞こえる

((貴女が……貴女がやったのっっ？！))

彼女の前に立っ女性は苛立ちを隠せていない

((ちがっ……私は………！))

赤い着物を身に纏う彼女は

月明かりに照らされて

美しかった

-----

ﾏｲｸ[………A～。……A起きてよぉ！]

その声と共に下半身が重くなる
ゆっくりと目を開けるとそこには私の下半身にかかった毛布を掴みながらゴロゴロするマイクがいた

『んー……起きたからどいてぇぇぇ』

ﾏｲｸ[はーい。ほら、今日は新しい人が来る日だってAはしゃいでたんだから～]

そう言いながら私の上着とワイシャツを取る

……新しい人……

新しい…………ん？

『まｯｯ！マイク今何時？！』

私がガバッと起きると肩をビクｯと揺らしながら【9:00だけど…？】と言った

『今日は何時もより早く小屋入りしないとっ！！』

ﾏｲｸ[はぁ？！何それ！僕聞いてないんだけど？！！]

『だって私が言いますれちゃったんだもん』⬅

えへへとふざけると一発拳骨を入れられた
べ、別に叩かなくても…(自業自得)

ﾏｲｸ[で、何時までに行けばいいの？！]

『えぇと…確か10:00？』

ﾏｲｸ[えっ？！じゃあもう出発しないと！]

『まってマイク、まだ私着替え終わってない！』

ﾏｲｸ[早くしないと置いてくからねｯﾂ！？]

『ひどいっ！！』

劇場で着る衣装を鞄に急いで詰め込み適当に髪や服装を整えるとバタバタと私達は家を後にした