皆のことは大好きなんだ。 #GENE (ページ27)

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No.27 ページ27

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『……ん、、、』

窓から差し込む光で目が覚め、

ぼやけてた視界がだんだんとはっきりしてくるとともに、

ここが私の家じゃないことに気づく。

足元に感じるズシッとした重みや、

いつもなら聞こえない誰かのいびきや寝息、

人の気配を感じさせる空気。

しばらくして意識がしっかりとしたとき、

私のいる布団の匂いが亜嵐君の匂いだということに気づいた。

ゆっくりと顔を横に向けると壁に頭をつけて寝ている亜嵐君と、

亜嵐君の方に頭をのせて寝ている玲於君、

クッションを枕にして寝ている裕太君。

少し頭の向きを変えてみると、

壁にもたれて寝ているメンさんと、

胡坐をかいたまま寝ている龍友君。

そして、

体育座りをして顔を伏せて寝ている隼君と

ベッドにうつぶせで寝ている涼太君。

なんで、、、?

なんで私がこんなところにいるのか、

メンバー全員がここにいるのかわからなかったけど、

額に乗せられていたタオルで私に熱か何かがあったことと、

看病してくれたことが私の憶測ではあるが理解できた。

中「、んっ、、、なつき?起きたん?」

『ぁ、うん。今さっき。。』

裕太君が目を覚ましたのを初めにその声でメンバーが次々と目を覚ます。

白「まず熱ないか測って。」

私は体温計を脇にはさみながら聞いておきたいことを尋ねた。

『ねぇ、なんで私ここにいるの……。』

関「昨日楽屋で倒れたから。

慌てて病院連れて行ってその後、一番家近い亜嵐君の家で看病しようってことになったんだよ。」

『そう、なんだ。……迷惑かけて、ごめん。』

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小「お医者さんからドクターストップかけられたけど、まぁ大丈夫だって。」

『え、、、何それ。。』

ドクターストップという言葉に私は、思わず聞き返した。

小「何って、なつきが倒れた原因が仕事の疲れと何らかのストレスで、

さすがにこのままじゃなダメだって5日間は家で安静にしてるようにって。」

『、、、やだよ。』

数「何言うてんねんっ!」

『私は仕事行くから。』