検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:208,106 hit

No.15 ページ15

.









残ったメンバーは私を冷たい目で見る。









数「なつき最近めちゃくちゃやぞ。








急に無視するようになったと思ったら、水樹さんまで傷つけて。









なんのつもりなん。」









中「なんでこんなことしたんだよ。」









佐「なつきが前みたいに戻ること待とうって思ったけど、悪いけど無理だわ。」









白「何か言えって!!」









俯くことしかできない私。









なんでこんなことになったんだろう。









そう思うと視界がぼやけ始める。









今までメンバーの前では泣いたり弱音を吐くことを避けてきた私は、








涙を見せないよう、部屋から出ようとした。









すると、









片「また逃げんのかよ。」









と行く手を涼太君に阻まれた。









ふと涼太君を見上げた時、我慢して溜めていた涙が頬をツーっと伝った。









初めて見せた涙に涼太君は少し驚いていた。









だめだ。









涼太君は昔からメンバーの中でも一番の人想いで、






少しでも暗い顔をすると真っ先にそれに気づいて心配してくれる。









だから、今ここで涙を流してしまった以上、







涼太君はきっと少なくとも何かあったんじゃないかって考える。









その思考を止めるには、、









私から涼太君を突き放すには、、









いらない迷惑をかけない為には、、









.









『……もう前の私はいない。









、、私に期待するのはやめて……。』









私が萌ちゃんに怪我を負わせた悪者にならなければいけないんだ___。









私は涼太君を冷たい目で睨みつけて部屋を出た。









急いで自分の荷物を持って建物を出た。









家に帰る道中、激しい雨が私を打ち付けた。









まるで神様までもが私を責め立てるかのように。









『……グスンッ…、、なんでっ。。』









いつの間にか私の顔は雨か涙かわからないほどビシャビシャに濡れていた。

No.16 片寄side→←No.14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (145 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
645人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

N(プロフ) - れんれんさん» 頑張ります!! (2019年6月8日 18時) (レス) id: 9fc72e9376 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - ゆーゆさん» ありがとうございます!! (2019年6月8日 18時) (レス) id: 9fc72e9376 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん(プロフ) - すごくいい話ですね。とても好きになりました。これからも頑張ってください! (2019年6月8日 14時) (レス) id: 61bf3277d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーゆ(プロフ) - 更新楽しみにしてます。応援してます。頑張って下さい。 (2019年6月8日 9時) (レス) id: 1c25c1c712 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - 理佐さん» 頑張ります!!! (2019年5月23日 22時) (レス) id: 9fc72e9376 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:N | 作成日時:2019年3月16日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。