また、アシタ * Ryuto.K ページ34
最近、俺を夢中にさせる人がいる。
裕太「おわったーーー！！」
玲於「まじ疲れたーーー」
朝から俺らが経営している会社のジムで筋トレ、その後はボーカル2人は新曲のバラードを歌って練習、パフォーマーはその新曲の振り付けを考える、それから俺らのレギュラー番組についての打ち合わせ、
俺ら7人は最近忙しくなってきた。
その帰り、俺らが経営しているLDH会社の出口前に受け付け事務を通る。
7人でぺちゃくちゃうるさく喋りながら、
俺は彼女を見つけようとする。
龍友「いた！」
周りの受け付けの人たちとは彼女が全く違うように見えるのは、なぜだろう。
“好きな人”って不思議やな。
亜嵐「あ、またAちゃん？笑」
隼「好きだねーほんと笑」
龍友「Aちゃん、お疲れ様」
「あ、数原くんだ。お疲れ様！」
ニコッとかわいい笑顔が向けられ、
喉仏らへんがキシキシした。
龍友「今日も仕事遅いの？」
「ううん！今から帰る支度するとこ！」
ニッと、はにかんだ表情で嬉しそうに話す彼女。
かわいいな、
俺、その笑顔そうとう好きかも。
ハッと気づき、周りを見てみるとニヤニヤしているメンバー。
その顔うぜっ！！！
龍友「おつかれさま」
「、？それさっきも言った笑」
龍友「そやな、笑」
とりあえず何でもいいから君と話したい。
「あ、もうこんな時間だ。」
龍友「帰るん？」
「うん、帰りの支度まだだし！」
龍友「…そっか、」
かゆくもないのに自分の鼻をポリポリとかく。
龍友「ほな、帰りは気をつけてな」
「ふふ、数原くんもね」
かわいい、
あーあ、今日はもうこれで終わりか。
短かったなー。
毎日会えるわけじゃないから、
毎日話せるわけじゃないから、
思わず見つけるとガッツポーズをしたくなるくらい嬉しい。
今度はいつ会えるんやろか、
「バイバイまた明日ね」
あ、ほら、
また明日も会えるらしい
.
*Fin
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作者名：YUME | 作成日時：2018年4月5日 14時
