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涼太「やっとしゃべった笑」
ここから逃げ出したい。
素直になれない自分が嫌い。
恥ずかしい。
涼太「まってよ」
強く腕を引っ張られた。
「はなせええーーーーー!!!」
涼太「やだああーーーーー!!!」
後ろからまわされた腕に力がこもる。
涼太「すきだよ」
じたばたさせる私にそんな甘い言葉を囁く。
涼太「大好きだよ」
耳で囁くからもう恥ずかしいのなんのって。
「すごいなぁ、涼太は」
涼太「…なんで?笑」
「だってそんな甘い言葉ちょちょいのちょいで言えるじゃん」
涼太「Aは言わないの?」
「恥ずかしくて言える訳ないじゃん」
「いつもごめんね」
涼太「じゃあー、甘い言葉言ってみてよ」
涼太「そしたら許してあげる」
ほら、そんな風に言って、
優しいところとかズルい。
「好きすぎて吐きそう。」
涼太「それ甘い言葉なん?笑」
「私の素直な気持ち」
涼太「じゃあ、今度は俺」
後ろから抱きつかれたまま、
彼は私の耳元で囁いた。
涼太「愛してる」
ほら、
涼太の甘い言葉は私の甘い言葉とは
やっぱり違うよ。
私だけの魔法の言葉。
.
*Fin
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作者名:YUME | 作成日時:2018年4月5日 14時