青空ソーダ (ページ10)

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渋「これ…」ｽｯ

あ、カルピス…

「いや、流石に悪いですっ！」

渋「いや、ええねん。本間にごめんっ」

「大丈夫ですって。」

渋「だからこれもやるわ。お詫びってことで。」ｸﾞｲｯ

「っ！」ﾄﾞｷｯ

渋「…お前、手ちっちゃいなぁ？」

「や、そ、そのっ…///」ｶｧｧｧ

し、渋谷先輩の手が…私の手に！

渋「ほい、渡したからな。」

「あ、ありがとうございますっ…///」

渋「じゃ、また…」

「は、はいっ…///」

ﾊﾞﾀﾝｯ

「っ…はぁ。」

めっちゃドキドキしたぁ…

あんなに男の人が近いの…章ちゃん以外初めてだった…

安「Aって…さ、」

「ん？」

安「…ううん、さっきの先輩とはどういう関係なん？」

「えっと、昨日偶然知り合って…」

安「ふぅーん…」

姫乃「ていうか、あれ渋谷先輩だよね？」

「あ、うん。」

姫乃「Aちゃんっ！不良だよ！あの先輩っ！」

不良…

姫乃「タバコ吸ったり女遊びしてるんだよ！？」

タバコ…

女遊び…

「…そーなんだ。」

さっきのドキドキが一気に冷めていく。

改めて言われるとぐさっとくる。

別に、私には関係ないのに。

結局、先輩ってどんな人なの？

私には悪い人には見えなかった。

でも…

姫乃「２、３年生の先輩も噂してるんだって！関わらない方がいいって！」

私よりか先輩を知ってる２、３年生の先輩が言ってるから…

安「…俺も、Aになんかあったら心配やから…」

１番近くにいてくれた章ちゃんが言うから…

「…そう、だよね…」

私は、先輩のこと知らない方がいいかもしれない。

関わらない方がいいかもしれない。