青空ソーダ (ページ9)

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えっと、カルピス…

『あ、A。』

「え？」

『あ、すまん。すばるがそう呼んでたから。』

あ、確か朝、渋谷先輩と一緒にいた人だ。

「えっと…」

『村上信五。すばるのクラスメートや。』

「村上先輩…？」

あれ？どっかで聞いたことあるような…

村「なぁ、ずっと気になってたんやけど君、すばるとどういう関係なん？」

「どういうと言われても…知り合い…ですかね？」

村「知り合いなぁ…」

「そもそも、昨日初めて会いましたし…」

村「え、そうなん！？」

「はい。」

村「へぇー…あのすばるがなぁ…」

「…どうかしたんですか？」

村「いやぁな？実は…「おいゴリラ。」

「あ、渋谷先輩。」

渋「…よぉ。」ﾎﾟﾁｯ

「ああぁぁ！何押してるんですか！」

渋「え、お前が買おうとしてたん？てっきりヒナかと…」

村「俺やったらええんかい。」

ううっ…ひどい…

渋「なんや、炭酸飲めへんのか？」

「別に飲めますけど…」

三ツ矢サイダーか…

カルピスが飲みたかったのに…

渋「…本間は何が飲みたかったん？」

「別に大丈夫ですよっ」

渋「ええから。俺が悪いんやし。」

「大丈夫ですって！ではさよならっ」ﾍﾟｺﾘｯ

はぁ…

…流石に、言えない。

渋谷先輩が選んでくれたこれが飲みたいなんて…

これじゃ…まるで…

…

…

…

「章ちゃん、姫乃ちゃん。」ｶﾞﾁｬ

姫乃「…あ、Aちゃん！おかえり！」

安「…あれ？なんで三ツ矢サイダーなん？」

「え、あー…気分？」

安「珍しいなぁー今までずっとカルピスしか飲まんかったのに。」

え、そうだったっけ？

「まぁたまにはねー」ｺﾞｸｯ

姫乃「ねぇ、一口ちょーだいっ」

「いいよー」

姫乃「ありが…ｶﾞﾁｬ

渋「Aっ」

え、えええぇぇぇ！？

「し、渋谷先輩っ？」

姫乃「え、うそ…！」ﾋﾞｸｯ

安「…」ｷﾞﾛｯ