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「誰もいませんように…誰もいませんように…」ガチャ



あ、誰もいない!



やっぱり放課後は誰もいないなぁ…



「んーー!気持ちいい!」



放課後の屋上もいいかも…



「はぁ…」プシュッ



「いただきまーす。」ゴクッ



風、いい感じに気持ちいなぁ…



鉄格子に手を乗せてグランドを見ると、部活してる人たちがたくさんいる。



はぁ…私も運動神経よかったらなぁ…



外で運動するのとか気持ち良さそうだもんなぁ…



陸上部とか入ってみたかったなぁ…



よし!本でも読もう!



そう思って鉄格子に背を向けた時、



「…あれ?」



『…』



誰か寝てる…?



1年生かな…



「あのぉ…」



ガチャ



『お、まだ居たのか?』



「あ、先生。」



『はぁ…上野だけかと思ったら渋谷もいたか。』



しぶ…たに…



えええぇぇぇ!?それって姫乃ちゃんが言ってた人!?



『上野、これ鍵。渋谷起こして鍵閉めといて。』ポンッ



「え、ちょっ…」



『鍵は職員室に返しとけよー』バタンッ



さ、最悪だ…



2年の怖い先輩、渋谷先輩を起こすなんて…



な、殴られるかな…



鍵…ここに置いて渋谷先輩に任せちゃダメかな…



いや!そしたら鍵取られちゃって、私一生屋上行けなくなるかも…



「はぁぁ…よしっ!」



「し、渋谷先輩っ…お、起きてくださいっ…!」ユサユサ



渋「…」



ね、寝起き悪っ!



「し、渋谷先輩ー…」ユサユサ



渋「…」



はぁぁ…



もう殴られる覚悟で行こう!



「し、渋谷先輩っ!起きてくださいっ!!」



渋「うわぁ!」



「あ、起きた。」



渋「…お前、誰やねん。」ギロッ



うっ…こ、怖いっ…



「い、1年C組のっ…上野Aですっ…」



渋「…なんで起こしたん?」



「え、あ、のっ…先生が鍵閉めろって…」



渋「…ふぅーん。」



…あれ?殴られない?



「て、事で…鍵閉めるんで…」



渋「分かった。あ、俺閉めとこっか?」



「え、や、大丈夫ですっ!」



なんか見返りとか怖いし!!



渋「そっか、んじゃまたな。」ガチャ バタン



ふぅ…とりあえず何もなくてよかった…



ん…?そーいえば《またな》って言わなかった!?

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Gran(プロフ) - わかりした!! (2017年6月1日 23時) (レス) id: 0e58d55f4f (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - Granさん» ありがとうございます!よければ今書いている作品も読んでみてください! (2017年6月1日 21時) (レス) id: 4089651ac5 (このIDを非表示/違反報告)
Gran(プロフ) - 最近ログインできてなくて…最後まで読ませていただきました!やっぱすばるかっこいいです! (2017年6月1日 21時) (レス) id: 0e58d55f4f (このIDを非表示/違反報告)
∞tomoka∞(プロフ) - RINNAさん» ヽ(*´∀`)ノ♪はいっ! (2017年5月29日 21時) (レス) id: 699142c811 (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - ∞tomoka∞さん» ありがとうございます! (2017年5月29日 19時) (レス) id: 4089651ac5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RINNA | 作成日時:2017年5月19日 22時

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