私の幼馴染に彼女(彼氏)ができた件。２ (ページ27)

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＊１番ページ27

渋「お前のバッグ、教室やろ？」

「せやでっ！あっ、あんま大事にせんといて？」

渋「分かってるわ。」

さて、うちはソッコー家に帰らなあかんっ！

横「Aっ！鍵！裏門の駐輪場やから！」

「横ちょっ！ありがとうなっ！」

…

…

…

錦戸side

ガラッ！

渋「っ…」

ドキッ…すばるくんっ…

安「…なんか渋やんキレてへん？」

…本間や。

安「亮、気になるなら話してくれば？亮の分やっとくで？」

錦「…ありがと。なら、俺本部にチラシ置きにおかなあかんから頼んでええ？」

安「チラシ？これ？」

錦「そっ。」

安「分かったで。やっとくわ～」

…ん？

すばるくん…Aちゃんをイジメてる女の子らと話してへん？

…もしかしてっ！

錦「っ…」

渋「取り敢えず、空いてる教室行こうや。」

『えー？何々っ？』

渋「…お前らいらん。角川だけでええ。」

『えー？告白ぅ？』

『後夜祭の誘いじゃないっ！？』

『ほらー、ミサキ行って来なよっ！』

…え？

すばるくん…あの子に告白するん…？

ズキンッ…

そっ…か、俺とは別れたもんな…

関係…ないもんな…

渋「こい。」

グイッ。

錦「っ…！」

『っ…////』

嫌やっ…

なんで手繋ぐん…？

すばるくんのあのあったかい手は…

俺のなんに…

すばるくんの隣歩いてええのは俺だけなんに…

《少しは相手の気持ち考えてみたらええんちゃう？》

あっ…

きっと…すばるくんもこんな気持ちやったや…

俺がすばるくんより章ちゃん優先したから…

俺がすばるくんの１番でいたいのと同じで、

きっと…すばるくんも…

…追いかけなあかんっ。

今いかな絶対後悔するっ…！

…

…

…

渋谷side

『あのっ、渋谷くん？』

渋「茶色い封筒、返せや。」

『…は？』

絶対こいつや。

あいつが忘れるなんて考えられへん。

『そんなん知らないわよっ！』

渋「知らんくないやろ。」

『知らないわよっ！』

渋「…」

『大体っ…何で私が佐伯さんからそんなもの取るのよ！』

渋「っ…」

『あの子の管理不足でしょ！？クラスのお金をなくすなんてっ！』

渋「俺言うてへんけど？」

『…は？』

渋「茶色い封筒しか言うてへんやん。なんでそれがAので中身までわかるん？」

『そっ、れは…』

渋「ええ加減にせぇよ？」