＊手伝い ページ11
「て、手伝ってくれるん？」
横「だからそう言ってるやん。」
もしかしてわざわざ引き返してきてくれたん？
「ありがたいけど…横ちょも体休めなあかんし…」
横「それはお前もやろ？ここ１週間頑張りすぎや。」
「だってうちは…」
横「だってやないやろ？俺らは仲間なんやろ？」
よっ…横ちょぉ…
「横ちょぉぉーー！」
横「うわっ////くっつくなや！」
「横ちょってお兄ちゃんみたい…」
こんなお兄ちゃん、本間に欲しかったわぁ…
横「まぁ、お兄ちゃんやからなぁ。」
「え！？弟とか妹いるん？」
横「弟２人いるで？」
「へぇ〜♪」
知らなかったわぁ…
横「それで？これ貼りに行けばええんか？」
「せやけど場所わかる？」
横「体育館と各階の階段踊り場と校門やろ？」
「そぉ！頼んでええ？」
横「当たり前やろ。んじゃ貼ってくるわ。」
「お願いしますっ！」
はぁ…横ちょのお陰で早く終わりそう！
んじゃ、衣装しまって鍵閉めに行こ。
…
…
…
「ほんっまにありがとうなっ！」
横「ええって。」
「なんかお礼するわっ！」
横「だからそんな気使わなくてええって！」
いやいや！それじゃあかんっ！
「あっ！なんか奢るって！」
横「そんなんええって。」
「あかんのっ！何食べたい？なんでもええよ！」
横「だからええっ…」
「ならうち決めるっ！たこ焼き食べよ！」
横「そんなん明日文化祭で食えるやん。」
あっ…そうかぁ…
「なら明日奢るっ！横ちょのクラスの発表何時やった？」
横「え？１１時から１時間やけど…」
「横ちょの係りは！？」
横「しょっ…照明…」
「なら他のクラスも使うから片付けなしやね！？うちも明日午前中だけやから１２時１５分に体育館行くから！」
横「は？」
「文化祭一緒にまわろ！奢るからっ！」
横「…は？」
「あっ…誰かと約束してた？」
横「しっ、してへんでっ！」
「なら決まりやねっ！」
横「わ、わかったわ…」
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作者名：RINNA | 作成日時：2016年10月10日 11時
