笑ってあげる。 ページ4
倉子side
安「倉子〜帰ろ！」
「おん！」
急いで安子のとこに行こうとした瞬間。
楓「ねぇ。倉子ちゃん！ちょっといい？」
クラスメートの楓ちゃんとその他数人の女子が来た。
ん？なんやろ？
「何〜？」
楓「ちょっと来てよ〜！」
「おん。安子ちょっとまって！」
安「はーい！」
そして近くの空き教室に連れてこられた。
「何？」
ビシャとドアを閉められた。
え…？
なんか深刻なこと？
みんなの顔が険しい。
楓「あんたさぁ。何亮君と仲良くしてんの？」
へ？
「いや、仲良くってほどじゃ…」
女子1「じゃ、なんで昼休み話してたの？」
女子2「亮君に手ー出さないでよっ！」
…もしかして『ほほえみ』ファン？
やっばいなぁ…
楓「安子みたいなかわええ子なら許せるけどさ。」
教室のはじまで追い詰めらた。
…なにっ…？
楓「…マルのことも話してたでしょ？許さないから。」
楓ちゃんが腕を振り上げた。
な、殴られる！
ぎゅっと目を閉じた。
…あれ？
殴られてない…？
？「暴力振るう女の子。どうかと思うけど？」
目の前にいたのは。
楓「ま、丸山君っ…」
意外な人物。
丸「えーかげんにせんと亮も俺もだまってへんからな。」
いつも教室では見ないとても真剣な顔をしていた。
…意外とかっこええ…(？)
楓「う…」
女の子達は教室から出て行った。
…こ、怖かった…
ぺたんとその場に座り込む。
丸「し、芝山さんっ！？だ、大丈夫？」
丸山がそっと私の隣に座った。
「…こ、怖かった…」
ポロポロと涙が溢れる。
丸「…大丈夫？笑ってぇ〜な？」
隣で微笑む丸山。
不覚にも少しドキッとした。
丸「ほらっ！僕がギャグしたるからっ！シャケ！蝉！鮫！」
…何それっ…
しかもドヤ顔で言われても…
でも。
「プッ…あはは！」
なんだか嬉しくて。
思わず笑っちゃった。
それに。
案外面白いかも…？
丸「よかった。笑ってくれて。」
丸山の笑顔見たら。
また笑顔になったよ。
丸「俺のギャグ面白かったやろ？」
…素直にうんって言うのが照れくさかったから。
「笑ってあげたの！」
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RINNA(プロフ) - みにハムさん» そうですよね。作者もこんな風になると思ってなかったです… (2015年8月10日 20時) (
レス) id: 4aa847a432 (このIDを非表示/違反報告)
みにハム - 切ないです… (2015年8月10日 20時) (レス) id: 315a5dcf3d (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - ∞れおん∞さん» ありがとうございます！これからも頑張って書きます！ (2015年8月5日 18時) (レス) id: 4aa847a432 (このIDを非表示/違反報告)
∞れおん∞ - 面白いです♪これからも頑張って下さい！ (2015年8月5日 17時) (レス) id: acbce2b924 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RINNA | 作成日時：2015年8月3日 20時
