クラスメイトは僕の「推し」 - JK

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おたく(オタク、ヲタク)とは、1970年代に日本で誕生した呼称で、主にポップカルチャーの愛好者を指す。

元来は漫画・アニメ・アイドル・SF・特撮・タレント・パソコン・コンピュータゲーム・ミリタリー・模型・鉄道・格闘技などの、なかでも嗜好性の強い趣味や玩具の愛好者の一部が二人称として「お宅」と呼び合っていたことを揶揄する意味から派生した術語で、バブル景気期に一般的に知られはじめた。その頃は「お宅族」、「オタッキー」、「オタッカー」と呼ばれた。明確な定義があるわけではなく、現在はより広い領域のファンを包括しており、その実態は一様ではない。

以上、ウィキペディア参照。





オタクと聞いて、世間はどんな印象を抱くだろうか。「何かキモい」、「何かうざい」、そんな負の感情を抱く時代はとっくに終わった。と俺、チョンジョングクはそう自負している。





「あ、ジョングクくん、あのね、」







「……ごめん。
これから大事な用事があるんだ、
また今度ね！」





放課後、目の前に現れた、名前も知らない女の子にそう告げて俺は帰路を急ぐ。


彼女は何か俺に伝えたそうにしていたけれど、そんなのは気にしていられない。
これから、一分一秒を争う、大事な用事が待っているから。






「(やば。約束の時間過ぎてる。
もうヒョン絶対待ってるよ……！)」




学校を出て、猛ダッシュで駅前に向かう。
あの子が、こんなど田舎に来てくれる日が来るなんて思いもしなかった。
まじでこんなに時間が押すとは思わなくて、着替えてる時間もないし、今日は制服のまま行こう。





え、何処へ行くかって？
俺の愛してやまない“Rabbit girl”というアイドルグループのリリースイベントに決まってるじゃないか！






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