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西畑「幼馴染って、家族、恋人の次に、多分距離が近いんよね」
大ちゃんの言葉を、ただの戯言だと聞き流すことは、もうできなくなっていて。
私達が恋人になるには、
今まで私達を一番強く結びつけてきた「幼馴染」の壁を、壊さなければならない。
「幼馴染」って、一番近い関係なはずなのに、
「恋人」からは一番遠い。
だから”言葉”として、「幼馴染」は強いって言いたいんやろ？大ちゃん。
香住「……で、実際大ちゃんは今恋してる人がおるけど、言葉に縛られとる、と」
西畑「まぁ……そう、やね」
切なそうに微笑んだ大ちゃん。”アイドル”という職業柄上今まで恋愛関係の話はしてこなかったから、そんな表情を見るのも始めてで。
きゅーっと胸が締め付けられて、気分を変えるように、私はグラスを傾ける。
香住「好きな人、ねぇ。そりゃあ、みんなおるんやろうなぁ、と思ってはいたけど。実際おるって言われると不思議な気持ちになるわ」
西畑「嫉妬とかせーへんの？」
顔を上げれば、いつの間にかいたずらっぽく笑っている大ちゃん。まあ、泣きそうになっていたのが収まってくれて何よりだ。
「嫉妬か……」と呟いて、テーブルの上に置かれた牛タンを一口、口に放りこむ。程よい塩味と、歯応えのある食感。なんか、恭平みたいやなぁ。
塩対応で、私が噛みつけばすぐに切り返してくる。うん、タン塩は恭平ってことにしとこう。
西畑「おいさり気なくスルーすんなっ」
香住「すみません」
やっぱり、私も酔ってる。そろそろ終わりにせな……直感がそう告げ、私はもう一度、グラスを傾けた。
香住「そろそろ帰ろうや。明日も早いし」
西畑「えー、うーん……」
香住「ほーらー、行くでー」
出発した時と立場が逆転しているのに気が付き、込み上げる笑い。でもそれは、いきなり向けられた真剣な眼差しで、消し去られる。
西畑「＿＿これからも、一番近くにおってね」
香住「……当たり前やん」
その言葉の意味を理解するのに、私はまだ技術を持ち合わせていません。
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みづき(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！私もジャニーズ全般大好きです💕美紀さんもお身体ご自愛くださいね！これからもよろしくお願いいたしますいいたします (12月26日 14時) (
レス) id: 7f61fbad39 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子とジャニーズ全グループ大好きですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう (12月26日 10時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2023年12月25日 17時
