片想われと片想い【Fischer's:モトキ】

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キーンコーンカーンコーン……




ん、今鐘が鳴ったような…

バシッ！
「痛っ！？」


？？「あーあ、お前授業ガッツリ寝てたろ？？」




えっ、誰……




「うわ」


ダーマ「いや、うわはないだろ、うわは」


この人こそ私の一番苦手とする先輩。
(こんなことは口が裂けても言えないけれど)


ちょっかいやいたずらが大好きなんだけど、


周りのいたずらとはレベルが違いすぎて。

とにかく基本痛い。




「ダーマ先輩、帰ってください、今すぐ」


ダーマ「いや、だから…ってちょ！」


痛いのは嫌だし、寝てるのを邪魔されたのも少し不機嫌だった私は


ダーマ先輩を押して教室から強制退場…
しようとしたんだけど…。




シルク「よっ」


「はあぁ！？なんであんたまでいるわけ！」


シルク「なんだよ態度わりーな、せっかく昼飯誘いに来たのに」


いやいや、誘われても行きません。

ユキと食べる約束してるし。


シルク「…モトキも来るけど？？」


「えﾞ」


硬直。

わ〜、どうしよう、行きたい。


「ユキに相談してくる…」


シルク「おー」


ダーマ「いやー、乙女だなぁ」


ダーマ先輩、その言葉、余計です。


まぁ、一目惚れしてからの私はダーマ先輩の言う通り

乙女みたいにはなっちゃったんだけどね。

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