Destino (ページ6)

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友人とページ6

待ち合わせは駅の近くの広場。
5分くらい待っていると＿＿＿

「お待たせー！A！！」
『あ、もも。おはよう』
「おはようA！！！！」
『朝からテンション高いね～…』
「そりゃ、今日という日を待ってたからねっ」

太陽みたいな笑顔で笑うももは、とても可愛い。

『ふふ。私も待ってたよ』
「一緒だね。そろそろ行こう？」
『うん。行こ』

最初に行った場所は、洒落たカフェ。
値段が……
『＿＿＿！！！！』
「…高っ」
『こら、ももっ！』
「本当だもん」
『まぁ、そうだね笑』
思ったことを素直に口にできるところは、ももの良いところで。
ももらしい所でもある。

『ふぅ～、おいしかった』
「だね。まぁあんなに高いんだから当然だよ」
『それもそうだね笑』

私達は次の場所に向かうべく、歩きながら談笑を楽しんでいると、視線の先に人混みが。

「…？なんだろね、？」
『さぁ、？見てく？』
「んー…そうしよう」

私達は人混みの所へ行き、外からなんとかして中心を見ようとする。
割って入るしか…！？
いや、やめとこう。
って思ったとき。

「＿＿＿あれ、山崎さん、ですよね？」

＿＿＿へ？

いや、きっと他に山崎さんがいるんだな。
うん。きっとそうだ。

「Aさん？ねー？Aさん…？」

…周りの目線が痛いっ！！！！！

私はおそるおそる振り向く。
すると。

「わ、はじめまして。俺、石川祐希って言います」

＿＿＿片想いしてた、君が、いた。