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大きな。 ページ20
『ふー。お風呂ありがとう』
「いえいえ」
お風呂からあがった私は驚いた。
カゴの中に、祐希くんのスウェットらしきものが。
そして、その上にはメモが。
「ごめん、Aが着れそうなのこれしかなくて。大きいけど、着れると思うから。変って思ったら、ごめん。でも、俺なりにおもてなしもさせて」
と、綺麗な字で書いてあった。
『…着てみたけど…』
大きい。の前に
匂いが。いい匂い。
祐希くんに抱き締められているみたいで…
恥ずかしかった。なんか。
でも、嬉しくて。
抱き締められたのは数えるほどしかないし。
まぁ、それもそうか。
今さっき、付き合い始めたばかりだし……
考えるともっともやもやしちゃうから、
考えるのをやめた。
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作者名：も も . | 作成日時：2020年7月1日 20時
