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「……ねぇ、村さん。今度はどこ行くの？」
車の窓の外の景色を見つめながら、村さんに聞く。
外の外観から、車はどんどん郊外へ向かっているような気がした。
北斗「……今度は、俺の行きたいとこ。……ついてきてくれる？」
「うん。もちろん。」
私が頷いて見せると、村さんはどこかほっとしたように微笑んだ。
北斗「――宮、宮。ついたよ。」
村さんの声が聞えた気がして、そっと瞼を上げる。
私はいつのまにか眠ってしまってたみたいだった。
「……っあ、ごめん村さん……寝てた……」
北斗「いいよ。気にしないで。それより、ついたよ。」
私は倒していた体を起こして、そっと窓の外を見る。
「……海！！」
北斗「うん。海。」
連れてきてもらったのは、夕日もまだらに輝く海だった。
そっか。もうそんな時間。
村さんといると、あっという間に時間が過ぎてしまう気がする。
北斗「……ちょっと、降りてみる？」
「うん！！行きたい！！」
村さんの提案に、私は思いっきり頷く。
車を降りると、私は急ぎ足で海へと向かった。
砂浜で裸足になると、波打ち際あたりまで走って来て足で水に触れる。
「つめた！！ねぇ村さん！！冷たい！！」
北斗「そりゃまだこんな時期だしね」
村さんは笑いながらこっちまで歩いてくる。
「村さんも！！一緒に海入ろうよ！！」
北斗「……うん。いいよ。」
私の言葉に、村さんも靴と靴下を脱いで裸足になると、私のもとへやってくる。
北斗「わｗｗ想像以上に冷たいｗｗ」
「でしょ？ほんとやばいｗｗ」
２人でバシャバシャと冷たい水を蹴りあう。
ふと、私は小石にバランスととられてちょっと足元がおぼつく。
「あっぶな……こけるかと思った……」
北斗「……宮、手。」
「え？」
すると、村さんが顔を赤く染めて私に手を差し出した。
北斗「……こけたら危ないでしょ。……俺の手に捕まってて。」
「……うん。ありがと。」
私は頷くと、そっと村さんの手をとる。
でも、なんだか緊張してしまって手が力んでいる。
北斗「……待って、手汗かいてきちゃった。」
「……それ久々に聞いたんだけどｗｗ」
懐かしの今ピッタリすぎるしりとりシリーズの名言を言う村さん。
それがおかしくて、私は思わず吹き出す。
それにつられて、村さんも笑う。
私たちはお互いの緊張がほどけて、自然と手を握っていた。
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すのうHIINA - ちたさん» 初コメントありがとうございます！！さて、どうなっちゃうんでしょう……ﾆﾔﾆﾔ ドキドキしていただけて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (3月26日 18時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 更新されるご予定は無いですか？続きが気になって、毎日確認してしまいます！楽しみにしてます。 (10月25日 23時) (レス) id: 846d91dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 初めてコメントさせてもらいます。みやほくどうなっちゃうんですか？読みたい話ドンピシャ設定で、毎回ドキドキします。更新楽しみにしてます。 (7月12日 1時) (レス) @page37 id: c8c84f89df (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ミャーコさん» 本当ですか！？嬉しいです！！ありがとうございます！！尊いみやほくかけるように頑張ります！！ (2023年5月3日 15時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
ミャーコ - いや待ってガチめにみやほく尊い…！原石さんの夢小説の中でいっちゃん好きかもしれない！！！ (2023年4月30日 18時) (レス) @page31 id: 45714f7398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月8日 12時
